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牡鹿は金色の目でじっとこちらを見つめている。
「……あれは、ただの鹿じゃない。身体がチャクラで出来ているようだ」
「誰かの忍術なの?」
「……身体の中心に……あれは紙か? おそらくあれが媒体だろう」
「紙……?」
「……ねぇ、鹿の角に何か結び付けてあるわよ?」
テンテンが牡鹿の角に指を指す。
見れば、大きな角にオレンジ色のバンダナが結び付けられている。
「……あーっ!! あれってば! Aがいつも着けてるやつだってばよ!」
「……まさか、あいつはAの式か?」
牡鹿は来た方向へ身体を向け、首だけをこちらに向けた。
「……『ついて来い』って言ってるみたいですね」
「罠の可能性だってあるだろ」
「それはねぇんじゃねぇか?」
不審がるネジにシカマルが言う。
「何故そう断言できる?」
「あの術を使えるのは、A以外に居ねぇからな」
そう言って、シカマルとチョウジは牡鹿の方へ向かった。
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ネコ助(プロフ) - ゆあなさん» スローペースですがぽつぽつ更新して行く予定です。喜んで頂けて嬉しいです。 (2020年10月11日 11時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ助(プロフ) - もってり子さん» コメントありがとうございます。気長に更新待っててください。 (2020年10月11日 11時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - 初コメ失礼します。面白くて一気に見てしまいました。これからも応援しています! (2020年10月11日 0時) (レス) id: dc99432b4c (このIDを非表示/違反報告)
もってり子(プロフ) - 初めまして。更新待ってます。 (2020年6月7日 14時) (レス) id: 7af757e9f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコ助 | 作成日時:2020年4月28日 0時