ルーキー集う ページ19
.
試験会場の扉を開き中へ入った。
そこには、数十人の下忍たちが集まっていた。
重々しい雰囲気。
静けさの中に、周りからかなりの殺気が窺える。
私たちの班が最後の様で、入って来た途端、沢山の視線が集まる。
うわぁやばい。緊張して来たよ……。
「サスケ君、おそ〜い!」
そんな緊張をぶち破る様に、明るい声が聞こえた。
見ると声の主――いのが、サスケを後ろから抱き付いていた。
あらあら、微笑ましい限りですこと〜。
……なんて、鬱陶しそうな表情を浮かべるサスケを横目に見ていると、
すかさずサクラが突っかかって行く。
「サスケ君から離れー! いのぶた!」
「あ〜ら、サクラじゃない。相変わらずのデコり具合ね〜ブサイク〜」
「なんですってぇ!!」
「べーっ!」
あぁ、アカデミーを思い出す。
懐かしい光景だなぁ。
サスケが関わるとこの二人はいつもこんな感じに喧嘩を始めるのだ。
恋のライバルと言ったところか。
すると、いのの後ろから二人――シカマルとチョウジが現れた。
「こんなめんどくせぇ試験、お前らも受けんのかよ」
いつものように面倒臭そうに言うシカマル。
その隣ではチョウジはポテチをバリバリ食べている。
「何だ、おバカトリオか」
「その言い方やめぇ……ったく、めんどくせぇ」
『久しぶりだね。班分け以来?』
「だな。お前も大変だな、こんなバカと一緒で」
「バカって何だ! シカマル!」
『あはは……まぁ、もう慣れたよ』
.
98人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネコ助(プロフ) - ゆあなさん» スローペースですがぽつぽつ更新して行く予定です。喜んで頂けて嬉しいです。 (2020年10月11日 11時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ助(プロフ) - もってり子さん» コメントありがとうございます。気長に更新待っててください。 (2020年10月11日 11時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - 初コメ失礼します。面白くて一気に見てしまいました。これからも応援しています! (2020年10月11日 0時) (レス) id: dc99432b4c (このIDを非表示/違反報告)
もってり子(プロフ) - 初めまして。更新待ってます。 (2020年6月7日 14時) (レス) id: 7af757e9f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ネコ助 | 作成日時:2020年4月28日 0時