自身を持って ページ13
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試験当日。
集合場所である学校の前へ行くと、既にナルトとサスケが来ていた。
『おはよ、ナルト、サスケ』
「おっす! A」
「あぁ」
挨拶を交わしてから周りを見渡す。
まだサクラが来ていない。
昨日暗い雰囲気だったから心配なんだよね。
中忍試験を受けるのは個人の自由って言ってたけど、サクラが居ないとちょっと寂しい。
すると少ししてからサクラが来た。
まだ浮かない顔をしている。
そのまま私たちは試験会場へと向かう。
すると、廊下が騒がしく人だかりが出来ていた。
男子二人が立ち、受験生たちの行く手を塞いでいる。
中忍試験は難関で、どのみち受からない者のふるいに掛けていると言い張っている。
それに対してサスケが前に出た。
「――だが俺は通してもらおう。そしてこの幻術でできた結解をとっとと解いてもらうか……俺は三階に用があるんでな」
その言葉に周りの下忍たちが首を傾げる。
「サクラ、どうだ? お前なら一番に気付いているはずだ」
サスケがサクラに声を掛ける。
俯いていた顔を驚いたように上げた。
「お前の分析力と幻術のノウハウは、俺たちの班で一番伸びてるからな」
サスケにそう言われ、すごく嬉しそうに顔を緩め、自信に満ちた表情で一歩前に出る。
「もちろん、とっくに気付いているわよ。だってここは二階じゃない」
教室のプレートが301から201に変わった。
幻術が解かれたのだ。
「ふ〜ん……なかなかやるねぇ。でも、見破っただけじゃあ……ねぇ!」
男子の一人がサスケに向かって蹴りを繰り出す。
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ネコ助(プロフ) - ゆあなさん» スローペースですがぽつぽつ更新して行く予定です。喜んで頂けて嬉しいです。 (2020年10月11日 11時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ助(プロフ) - もってり子さん» コメントありがとうございます。気長に更新待っててください。 (2020年10月11日 11時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - 初コメ失礼します。面白くて一気に見てしまいました。これからも応援しています! (2020年10月11日 0時) (レス) id: dc99432b4c (このIDを非表示/違反報告)
もってり子(プロフ) - 初めまして。更新待ってます。 (2020年6月7日 14時) (レス) id: 7af757e9f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコ助 | 作成日時:2020年4月28日 0時