【カゲプロ】セトとカノの恋愛事情。*２* (ページ5)

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御咄20 ページ5

そして翌朝、目を覚ますと僕とセトはベッドで全裸で抱き合っていた。セトはまだ眠っているらしく、すやすやと寝息を立てている。
あの後４回くらい続けてしたから腰が痛いや、後で湿布でも貼っておこうかなぁ……てか、セト寝顔までかっこいい……。
そう思いながら僕がセトの柔らかくて弾力性のある唇にそっとキスをし、ベッド周辺に散乱している衣服を取ろうとした時。

｢……おはよ、修哉｣

突如腕を強く引っ張られ、僕は再びセトの男らしい腕の中に戻されて耳元でそう言われた。

｢ん……おはよ、幸助。……腰痛くない？｣

｢いや、痛いに決まってるっすよ｣

｢だよね、僕も凄く痛いよ。……はいっ、幸助の服！今日もバイトだっけ？｣

｢そうっすよ。……しかも今日、荷物運びが沢山あるから手伝うように言われていた気がするんすよねぇ～……｣

セトはクローゼットからいつものつなぎ、タンスからはノースリーブのシャツとパンツを取り出して着替えながら腰を押さえて苦笑し、欠伸をした。

｢……何かごめん｣

｢いやいや、心配しなくてもいいんすよ？そもそも、修哉に薬飲ませたの俺っすし｣

｢へ？ ……薬??｣

｢昨夜、俺が帰ってきて修哉に期間限定って言ってブルーハワイ味のジュース飲ませたっすよね？｣

｢うん……って、あ!! まさかいきなり体がムズムズしたのって……！｣

パジャマを着終えた僕はハッと思い出し、ベッドに腰かけているセトの方を向く。セトはニコニコの笑顔で｢そうっす、それがそれがその薬の副作用的なものっすよ～！｣と言っていた。