検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:11,072 hit

御咄9 ページ9

「セトには手を出すな。セトは俺のモノだ」

「……ッ!?」

僕はキドからの衝撃的な発言に驚いたと同時に、キドの腕を解いて強く肩を両手でドンと押してしまった。そんな僕を見て、セトは目を丸くしている。

「!? ちょ、修哉……!? いきなりどうしたんすか?」

「えっ、あっいや、そのー……」

「――痛い……」

『え?』

返事に困って目を泳がせていると、キドは僕がついさっき手で押した片方の肩に手を添え、両目の目尻には涙を浮かべていた。

「どっ、どうしたんすかキド、肩が痛いんすか!?」

セトはキドと目線を合わせる為に、少し身を屈めて心配そうな表情でそう問いかける。
どうしよう……強く押しすぎたかな……?

「あ……キドごめ――」

「修哉っ、キドが買ってきた物をアジトの中に入れてくれっす!! 俺は、……俺はキドを運ぶっすから」

「え、う……うん。分かった」

セトにそう言われた僕はキドが先程持っていた買い物袋2つをキッチンに運び、僕の後ろから来たセトはキドを背負ってキドの部屋へと走っていく。
そして買い物袋から人参、ジャガイモ等を取り出していると別の部屋のドアが開いて誰かがこちらへと歩いてきた。

「……あのー、今のって団長さんですよね? 何かあったんですか?」

「あぁキサラギちゃん。実は……さっきアジトの前で色々あって僕がキドの肩を強く押しちゃって、肩が痛いって訴えててさ」

「そうなんですか!? じゃあ夕食作る人いないですよね……あっ、じゃあ私が団長さんの代わりに――」

「ううん、それは大丈夫!! 僕が作るからキサラギちゃんは手伝わなくてもいーよ?」

僕は『なんくるないさ』と書かれた水色のパーカーを着ているキサラギちゃんに笑顔でそう言い、キドがいつも着ているエプロンをつける。
そしてキサラギちゃんは「そうですかぁ〜、じゃあ私はおしるコーラとか沢山買ってきますね!」と言って一旦部屋に戻り、アジトを出て行った。

「さってと……今日はカレーかな?」

御咄10→←御咄8


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:セト , カゲ腐ロ , カノ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天ノ川夜月 x他1人 | 作成日時:2016年8月31日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。