御咄４ ページ4
セトやっぱりかっこいいな……そう思いながら青いズボンを履き、胸元がＶ字に切れている茶色いシャツを着ようとＴシャツを脱いだ瞬間、僕の部屋のドアが勢いよく開いた。
その開けた人物をセトだと思い込んだ僕は、顔も確認せずに裸で勢いよく抱きつく。
｢おいまだ寝てるのか!? 早く起きろ――ってうわあぁぁ!! かかかっ、カノっ!?｣
｢セトおかえり〜っ、あれ？ 何か胸が膨らんで……あっ。いや、これはその――｣
｢早く離れろッ!! 起きてるなら早く来いこのド変態バカノ野郎!!｣
キドは顔を真っ赤にしながら僕の左頬を拳で殴ってその拳を鳩尾に突っ込み、２連パンチを喰らった僕は床に倒れて｢うへぇ……痛い……｣と呟く。
すると、ドアを閉めようとしたキドが｢あぁそうだ｣と言って再びドアを開けた。
｢今日は俺･マリー･セト･お前で遊園地に行く予定だから早めに準備しておけ｣
｢え？ そんな約束したっけ――いや、してましたね。僕が忘れてただけです｣
僕はキドの拳に力が入ったのを見て、慌ててそう言い直す。
｢ん、分かったなら早く服着てリビングに来い。皆待ってるんだからな｣
そう言ってキドはエプロンを外しながらリビングへと向かっていく。
僕はむくりと起き上がり、服を着てリビングに行って朝食を食べ、その後はキド･マリー･セト･僕で遊園地に行った。僕とセトの前では、キドとマリーが楽しく話をしている。
｢……ねぇセト｣
｢ん、何すか？｣
｢何で僕達まで遊園地に行く事になったの？｣
｢多分マリーがキドに上目遣いで『遊園地に行きたいんだけど……ダメ？』って言って、断りきれなくてキドが勝手にOKしたんだと思うっす。俺達は、何かあった時の為に連れてこられたんすよ、きっと｣
｢へぇ〜、てっきりキドが遊園地に行きたくなったからだと――｣
｢おい｣
｢｢!! すみませんでしたぁぁ!!｣｣
｢？ 何だいきなり。まずはジェットコースターに乗るらしいぞ｣
突如前を歩いていたキドが振り返り、それに驚いた僕達は同時に頭を下げる。
｢って、あれ？ キドってジェットコースター無理なんじゃなかったっけ？｣
｢…………っ｣
｢……なるほど、マリーに『一緒に乗ろう』って言われて断りきれなかったらしいっす！｣
｢!! セトお前ッ……！｣
｢ははっ、ごめんっす……ほら、マリーが待ってるっすよ？｣
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天ノ川夜月 x他1人 | 作成日時：2016年8月31日 15時
