御咄14 ページ14
そして翌朝。
「……ん、うぅ……?」
「あ、起きたっすね。おはよっす!」
重いまぶたをゆっくりと開けると、つなぎ姿のセトが僕の顔の両脇に手をついて跨がっていた。そしてそう言ったセトは、にこりと笑って僕の唇にキスを落とす。
「ん、おはよ……で、何でこんな状態になってんの?」
「いやぁー、朝起きて着替え終わって暇だったから修哉の寝顔見てたんす。そしたら襲いたくなってきちゃってつい……」
「そ、そう……。着替えたいから早くどいてくれないかな?」
「あ、じゃあ俺が脱がせてあげるっすよ! 安心してくれっす、乱暴には扱わないっすから♪」
「えっ、ちょ、うわっ……!! こここ、幸助ぇ!?」
セトはそう言ってウインクをすると、僕のパジャマのボタンをササッと素早く外して脱がしてきた。僕は真っ白なTシャツとパンツ姿にさせられ、セトはまじまじと僕の体を見てくる。
す、凄く恥ずかしい……そう思いながらもじもじとしていると、セトはハッと何かを思い出したかのような顔をして「ちょっとそのまま待っててくれっす!」と言ってニコニコの笑顔で部屋を出ていった。
「……っくし!! さ、寒っ……」
それから数分後、僕の部屋に戻ってきたセトの手にはセトがいつも着ているつなぎがある。
しかも、色違いで黒だ。
「幸助、……それって」
「そうっすよ、修哉にプレゼントをあげたくてお揃いの買ってきたんす!! ……嫌っすか?」
「い、嫌な訳ないよ!! ありがと、幸助大好き!」
そう言って僕は満面の笑みで、セトに駆け寄って抱きついた。
「んじゃ、早速着させてあげるっすね!」
そして僕がセトによって黒いつなぎを着せられ、セトと部屋を出ようとした時。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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作者名:天ノ川夜月 x他1人 | 作成日時:2016年8月31日 15時