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第二十六話。 ページ26

2番目の部屋はイチさんの部屋と似たような造りで、シンプルなベッドと小さなテーブルなどがある。





イ「…オソマツさんの部屋は……ここでいいですか?」




お「…あ、別にどこでもいいから…ここで。」



イ「わかりました。…まぁ…そんな汚れてないはず…なんだけど…」






イチさんはどこから取り出したのかわからない雑巾で窓を拭き始める。





…マジでどっからだしたんだ…?





イ「…ちょっと掃除させてください。」




あっという間に窓を拭き終わったイチさん……









今度は床を拭き始めた…。





潔癖まではいかないにしても完璧に綺麗好きだな…




お「…あ、そんな掃除しなくても俺は別にへーきなんだけど…」



イ「俺が気になります。」



お「…あっ、はい。」




きっぱりと言われすることが無くなった俺は辺りを見回す。




すると、部屋の隅に家具がまとめてあるのを見つけた。





…棚と、勉強机みたいなやつ、それとセットの椅子……あとなんか色々。





…結構たくさんあるけど…適当に移動させるか…






…さすがに何年も動いてなかったから重い物とか運ぶのがキツい。





俺の…俺の腕がぁ…!!



俺の腕が悲鳴を上げている…!!































イ「……ふぅ」



あれから約1時間…。



イチさんは気が済んだのか掃除をやめた。




家具をやっとのことで運び終わった俺は椅子に座り込んだ。




お「……はぁ…はぁ…ぜ、全部運び終わったぁ……」




…さっすがに疲れた。



腕がぁ…!膝がぁ…!!あとその他もろもろがぁ…!!!





なんて心の中で嘆いているとイチさんがこちらを振り向く。




イ「…すいません、お待たせしました……ってえぇ!?お、オソマツさん!?大丈夫ですか!?」



お「…ぅ……だ、大丈夫……」




…あ、前言撤回。





…やっぱ大丈夫じゃない…







イ「…え、えと…ちょっと早いけど晩ご飯にしますか…?」



お「…おー…!」




晩ご飯…!!!



イ「……!すぐ用意するんで待っててください…!」



お「…わかった…!」




どうやらイチさんが晩ご飯を作ってくれるようだ。




軽やかな足取りでイチさんは部屋を出ていく。








なーんかイチさん嬉しそうだったなぁ…



気のせいか…?








まぁいいや、疲れた……







これが労働者の気持ちってやつか…?









死んでも働きたくないな。

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riyo(`OwO)(プロフ) - にんじんさん» 代わりにググりました。公共職業安定所、公職の愛称です。(Wikipediaから) (2017年8月23日 17時) (レス) id: 72f345caed (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - ハロワってナンデスカ?(ググレカスと言ってはいけない。) (2017年8月23日 14時) (レス) id: d54fd76b1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:riyo(`OwO) | 作成日時:2017年8月21日 16時

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