第二十三話。 ページ23
イチさんて…どんなところに住んでんだ…?
なんか全くイメージわかねーな……
などと思っているうちにイチさんはブツブツと何かを言いながら足早に俺の少し前を行く。
イ「…どうしようかなぁ…まあそんなに散らかってはないけどなぁ……まったく…あいつらは話を勝手に進めるからなぁ…」(ブツブツ
お「…あのさ、ちょっと前から気になってたんだけど…イチさんって悪魔じゃないの?」
…あの女神サマの雨のときとか…そんな話をしていた気がして。
少し気になるっていうのもあるけど…やっぱり何も話さず歩くのもきまずいのだ。
イ「…あー、俺は死神…んじゃなかった、一応人間ですよ?」
死神…?
イチさんは悪魔じゃないっていうのはわかった。
…じゃあ………
お「…その…死神っていうのは…?」
イ「…あぁ、俺の周りでいろんな人が死ぬんで死神…あ、家着きました。」
なんかはぐらかされた気がするんだけど…
イチさんの指さした家…は古びた教会で玄関までの道のまわりは草がたくさん生えていた。
見た感じちょっと古い教会ってだけど……なんであんなに心配されたんだ?
まぁ、確かに教会って女神サマとかが関係してきそうだけどさ…
皆の言葉が気にかかり立ち止まっているとイチさんが声をかける。
イ「…ちょっと待ってて下さい?少し片付けてくるんで。」
お「はーい。」
イチさんの住んでいる家……教会のステンドグラスや窓は綺麗に掃除されていて、玄関のドアは少し傷ついているにも関わらずドアノブはピカピカに磨かれていた。
…教会のステンドグラスが夕日で照らされてとても綺麗だ。
…あいつらが生きていた頃は、夕方までパチンコしてた日もあったな…
すると、突然。
___なんの前触れも無く ____
お「……ッ!?」
おかしい。
体が重い。
頭が痛い。
なんだ…?なにが起こっているんだ…?
____それは俺の身体を飲み込んでいった。
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riyo(`OwO)(プロフ) - にんじんさん» 代わりにググりました。公共職業安定所、公職の愛称です。(Wikipediaから) (2017年8月23日 17時) (レス) id: 72f345caed (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - ハロワってナンデスカ?(ググレカスと言ってはいけない。) (2017年8月23日 14時) (レス) id: d54fd76b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riyo(`OwO) | 作成日時:2017年8月21日 16時