『無題』【宗教松】

第十六話。 ページ16

扉には可愛らしい文字で店の名前が書かれおり、またセイレーンとトドが目を輝かせる。




(カランカラン♪




店の人「いらっしゃいませ〜！」




セイレーンを先頭に店に入るとすげぇカワイイ女の子が笑顔でそう言う。



店の中を見渡すと、どうやら俺ら以外客はいないようだった。



セ「…あ、そうそう！これが僕のオススメ〜！」



そう言ってセイレーンは３つほどお菓子を指さす



…オススメ多くね？



って言ったらセイレーンとト、に睨まれそうだから言わないけど。




ト「わぁ〜！ど〜しよ〜、迷う〜！」



トド、がお菓子とにらめっこしているとイチさん、がスタスタと空席に向かう。



セ「…イチ君はなにも食べないの？」



イ「…俺はついてきただけですから…なにも…」



ト「…う〜、こっちもいいけど…これにき〜めた！」




…やっと決まったのか…







…そういえばあいつもよくこんなことしてたな…


…いっつもどっちにしよ〜、って……







セ「…あ、オソマツさんもなんか選んで〜！」




そう言ってセイレーンは手招きをする。



お「……。」



天の神様の言う通りでアップルパイを選ぶ。



セ「んじゃ、貸し１つってことでw」



お「…ありがとう…？…ん…？」



これは…素直に礼を言ったほうがいいのか？



ト「んじゃこれも〜」


セ「…しかたないですねぇ〜！」

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