2、初めまして ページ4
木の上から水平線へ沈む太陽を見つめる。
「綺麗だなぁ…」
ちょっと太目の枝の上で、マントを毛布のようにして体に被せる。
この国には、国外からの客専用の衣食住が用意されている国営商館という所があるらしいが
私は今、あまり金を持っていない。
もちろん、さっきまでは持っていたんだ。
ただ、あの珍しいパパゴレッヤのジュースとか、スケッチブックとか、アバレヤリイカの燻製とか…
とにかく、旅人の私でさえも初めて見るものばかりだったから…。
沢山買ってしまった…。ただ、それだけなんだ。
旅ばかりをしていると、結局は刺激が少なくなって来るからね。
そんな物足りない中で、初めて見るものばかりの島に来てしまったら
誰だってああなるのでは…。
とにかく、こういう野宿も慣れているし。今日はここで寝るか。
気がつくと、もうあたりは暗くなっていた。
貴方「ねみ…」
ゆっくり目を瞑る。
「ZZzz……」
―――
ここは… ああ、夢か…。
目の前には、過去の情景。
「お父さん…?」
か弱そうな少女
「てめェは今日からここに住むんだっつってんだろォ?」
ボロボロの少年
「師である者を殺すのは我々の運命ですし」
笑顔の青年
「奴は死んだんだってェ」
淋しい暴言
「生きたくないなら、死ぬしか…ありませんね」
諦めた敬語
「黒い… 蝶がいた…」
目の前の幻
「――私は…」
笑顔の女の子は
嫌ダ嫌ダ嬉シイ嬉シイ幸セ幸セ楽シイ楽シイ悲シイ悲シイ
「バイバイ、ひっt…」
言いかけて、消えた…。記憶
あの子の、名前はなんだっけ…?
―――
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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岩ちゃんLOVE - 設定で『いちよう』とありますが、一応(いちおう)だと思います! (2015年2月7日 23時) (レス) id: 017ae65515 (このIDを非表示/違反報告)
百合ブレーカー。(プロフ) - 続きっ続きっ(*‘ω‘ *)=(*ノωノ)← (2014年7月25日 17時) (レス) id: 0d591cd11e (このIDを非表示/違反報告)
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