元暗殺少女は旅人【ジャーファル】 (ページ11)

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９、まさか… ページ11

朝日が昇り、私は目を覚ます。

目を擦ると、窓際に行って奴の部屋を見る。

貴方「――…」

大丈夫なのか?

第一に思ったのがその一言。

まだ朝早いってのに、もう机について必死になにかレポートらしきものを書いている。

目を細める。

貴方「――ッ!?」

よくよく見れば、目の下に隈が…。

もしかして、夜の間ずっとあの状態だったんじゃ…。

・・・恐

さて、気を取り直し、朝ごはんでも食べますか。

ここは一種の下宿みたいなとこ。

豪華な旅館ではないので、食堂でご飯は用意されてない。

――――――という事で、私は今、朝食を調達するため中央市(バザール)に来ている。

朝と夕に開く。

貴方「(人… 混んでるなぁ…)」

んま、人混みは… 苦手ではあるが、多少の我慢すればいいものだ。

フードを深く被り、マントの中から財布をとり、何枚かの金貨銀貨を取り出す。

近くでパンと飲み物を買った。

人混みを避け、細道へ行く。

マントを体に巻き、壁に寄りかかって体育座りをする。

ひざの上にハンカチを置き、その上にさっき買ったパンを乗せる。

貴方「さて、いたｄ(???「おや？どうしたんですか？」…？」

パンを食べようとしたとき、斜め上のほうから淡々とした声が聞こえてきた。

この声…。いや、そんなわけが、まて、…。

とりあえず、恐る恐る顔があげる。

貴方「・・・やっぱ…」

そこには、政務官の服を着ている童顔の青年。

あの八人将のジャーファルだ。