18.お子ちゃま ページ20
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湯気が立ち込める中、ﾁｬﾌﾟﾝ、と顔までお湯につけて、考えを巡らせる。
「＿恋愛とか、わかんないし…」
実は、
初恋もまだ…なんて。
ピュアだ、ピュアピュアなのですのよ私。
転校する前の学校でも、私のような子はわりと少なかった……考えるな、悲しくなる。
「＿＿…おい。」
「ふぇあっ、」
突然、扉の向こうから声が聞こえた。
……なんだ、あいつか。
この声は…
何を隠そう、うちのあほ兄。
「お前 風呂なげぇよ…。
はよ出ろ！そして寝ろ、ガキ!!」
扉が二重になっていることを考慮してなのか、それともただ阿呆なだけか…
声がでかいでかい、うるさい!!
「はいはい、わかりました…」
すごすごと脱衣所で服を着る私。
のぼせるのも嫌だし、無駄な抵抗はしない主義。
「…あ、」
「なんだよ」
「お兄ちゃんって、
ななちゃんのこと好き？」
「っ、はぁ？！」
そう、私は思い出したのだ……この兄には、ななかちゃんという可愛い彼女がいたことを。
私は全くもって思わないが、兄は『けっこうかっこいい』部類らしく…私の友だちでも二.三人、こんなやつに心 奪われた子がいた。
「す、好き…だけど」
照れたように頬をかく兄。
ななちゃんから言えば、これも“ギャップ萌え”とからしい。私からしたら、ただ気持ち悪いだけなんだけど。
「てかなんでそんなこと聞くんだよ？」
「ナンデモナイ アリガトウ」
聞いみても、特に何も掴めなかったというか…これ以上 この男と喋っていても仕方ないというか。
余計なことを言う前に、早く部屋に戻ろう。
「＿……まぁ、Aみたいなお子ちゃまには理解できねえよなぁ」
研人はそう言い、鼻で笑った。
…その気色悪い蔑みと同情とドヤ顔を掛け合わせたような表情を即刻やめて頂きたい。
「＿ふんｯ」
「いって！！！」
腹パンを食らわせ、
私は足早に、自室へと逃げ去った。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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プリン - ひゃ〜〜！！ついに両思い！！！（≧∇≦）キャ〜〜！！！←うるさい もーせないずカッコよすぎか！？ (2017年12月15日 0時) (
レス) id: e5258e5310 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - わぁ〜！*☆(*ﾟ▽ﾟ*)☆*とっても面白いです！！！夢主ちゃんもついにセナにこ！く！は！く！(///ω///)いや〜面白くなってきましたね〜！評価しました！もちろん、一番右の☆に…投稿頑張って下さい！応援してます！ (2017年12月8日 8時) (レス) id: e5258e5310 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - とてもおもしろいです！更新がんばって下さい! (2017年10月29日 0時) (レス) id: 8cc78e2bb5 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 面白いです！！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2017年9月23日 13時) (レス) id: a0d5418a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこの鈴 | 作成日時：2017年7月25日 15時
