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9 長男やってまーす。 ページ10






「せーんぱい!」


ある日の昼休み。
私は持参したお弁当を持って、先輩のところへ駆け寄った。



「…どうしたの、わざわざ本舎まで来て」

「一緒にお昼食べましょう!」


この学校は、1・2年生は北舎、3年生は本舎に教室がある。
だから1年生の私と3年生のチョロ松先輩では校舎が違うのだ。


(ふふん、入学して1週間ぐらい経ったから、もう覚えたもんね)




「チョロ松先輩…一人ですか?大丈夫…?」

「大丈夫だけど!?ぼっちとかじゃないから!!


生徒会の仕事がたまってるから、食べながらやろうと思って」


「へ〜、先輩えらいえらい♪」
「馬鹿にしてんだろ。」


(本当にえらいと思ったのになァ)




「あ、先輩は何食べるんですか?」

「俺は購買で買ったパン」

「じゃあ屋上行きましょ屋上!気持ちいいですし〜」

「なんか一緒に食べること決定してるし…。まぁ邪魔しないならいいけど」



そう言いながらもチョロ松先輩の顔は赤い。
思った通り、女の子慣れしてないのだろう。


(照れてる照れてる?かんゎいいいいいい…、)






「……チョーローちゃんっ!」


その声と同時にどんっ、という衝撃音がした。




目の前に現れたのは、愛しき先輩の肩に腕を回す、一人の男子生徒。

その光景だけ見れば普通にチョロ松先輩の友達だと思うだろう。だが……





(顔が、そっくり……)



「……え!?誰…、」

「ん?えっ、誰この子!超絶可愛いんだけど!!


チョロちゃぁん、なんでお兄ちゃんに紹介してくんないのぉ〜!?」

「知るか。あとチョロちゃんとかふざけた呼び方すんな!!」

「てゆーか君、ほんっっっと可愛いね〜!1年?なん組!?タイプの男は!!?」




唖然とする私に尚も話しかけてくる男子。学ランの下には赤いパーカー。


「…あっ、まだ名前言ってなかった!





俺は松野おそ松。長男やってまーす」

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設定タグ:おそ松さん , チョロ松 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ねこの鈴(プロフ) - サクラさん» ご提案ありがとうございます(^_^)考えてみます! (2019年1月9日 0時) (レス) id: 584a944f31 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - その後話がほしいです! (2017年12月19日 20時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
ねこの鈴(プロフ) - 名無しさん» おぉぉありがとうございます!がんばります!! (2017年7月5日 18時) (レス) id: d39605c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - チョロ松可愛い!天使かよ!?これからも頑張ってください! (2017年7月5日 0時) (レス) id: d73813ddeb (このIDを非表示/違反報告)
ねこの鈴(プロフ) - No.7 クラゲ松さん» 私も〜愛してますよチョロ松ぅ〜ありがとうございます〜!/// (2017年6月21日 22時) (レス) id: d39605c9e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこの鈴 | 作成日時:2016年4月4日 16時

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