第144夜 少しばかりの知恵 ページ46
「よし、行くぞ!!」
「「「おぉー!!」」」
3人を抱えいざ出陣!! こうなったらもうヤケだ!!
親御さんは『守護神がいるなら安心ね〜』とか言うし!!
「君達はここにいてね」
被害が届かない処に居座らせる。
世界の皆、誓います。
「天使たちは死守します!!」
「右翼へ増援!!98%攻めてくるから注意!!」
「はい!!」
何時も通り戦闘開始。何時も通り指示。
何時もと違うのはそう、天使たちがいること。
ちゃんといい子にしてるかな? あの年頃の子は好奇心旺盛だからな、うん。
「百戦錬磨のA、覚悟!!」
「ゾルフ」
こっちはそれどころじゃないんだよ!!
天使達!!我が天使たちは…!?
戦いの最中の余所見は危険だと分かりながらも天使達を盗み見る。
「うぉぉお!! 待て待て!!」
そこには聖教連に取り囲まれてる彼等が。
待ってろ我が天使達よ!! 今助けに行くからな!!
「そこをどけぇええ!!天使達に触るな見るな!!」
ドカッ!!バコッ!!
神杖を剣代わりにして闘えば相手は気絶。
「「「かっこいい〜」」」
「かっこいい〜、じゃないよ!!」
確かに言われて嬉しいよ!! そんなに目をキラキラさせて…!!
「今なら死んでもいい…」
「だったら死ね、百戦錬磨のA!!」
雷魔法の攻撃をボルグで防ぐ。
「さっきのは冗談だ!! シャラール!!」
ふはは!!僕の攻撃をそんな薄っぺらいボルグで防ごうなんて甘いわーー!!
上から降り注ぐ大量の水。その圧力にボルグが耐えきれず壊れ、ずぶ濡れになる敵。
「さて問題です!! 敵は水でずぶ濡れ。この状況で使うと有効的な魔法は何でしょう?」
天使達よ。魔法は威力や手持ちの多さだけでは勝てないよ。少しばかりの知恵がなければ…。
「制限時間はそう無いよ〜」
「A姉、焦らせないでよ!! 余計にわからなくなるよ!!」
どんな戦いにおいても焦りは禁物。戦いの中でも焦らず物事を考えられたなら。それは立派な戦士だ。
「くっそ…!!」
「はい、時間切れ!!」
敵が復帰するとともに、すかさず雷魔法を撃ち込む。
「水は電気をよく通す。その原理を使えば相手を瀕死にもちこめるってわけ!!」
ぽかーん、と口を開けて聞いている天使達。
何だその顔は…!!めちゃくちゃ可愛いじゃないか…!!
なんて思っていればそれぞれの役目を終えた皆と合流。
「さて、今日もお疲れ様でした!! 帰還!!」
「「「「「「はい!!」」」」」」
「「「かっこいい〜!!」」」
夕暮れに染まる世界で今日も勝利を勝ち取った。
第145夜 夜風に吹かれる草花と→←第143夜 統制に連れてって!!
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千年彗星(プロフ) - 青鷺さん» コメントありがとうございます!! 小説共々、頑張っていくので今後ともよろしくお願いします(*^^*) (2016年6月28日 6時) (レス) id: 45d0ac0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星(プロフ) - マリーネさん» コメント感謝です(*^^*) 読者さまが楽しんでいただけたら幸いです! 今後ともよろしくお願いします!! (2016年6月28日 6時) (レス) id: 45d0ac0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
青鷺(プロフ) - 千年彗星さん» 小説もだけど、受験頑張ってください!!!勉強?なにそれおいしいの? (2016年6月28日 6時) (レス) id: cb35208076 (このIDを非表示/違反報告)
マリーネ(プロフ) - むっか〜。シンドバッドむっか〜。 (2016年6月28日 4時) (レス) id: 252b10e98a (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星(プロフ) - きゅーちゃんさん» 好きと言っていただきありがとうございます!! 今後ともこの小説をよろしくお願いします(*^^*) (2016年5月2日 17時) (レス) id: 113143dc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千年彗星 | 作成日時:2015年8月1日 13時