第114夜 友達から親友へ ページ16
「ねぇ!ソロモンとAはいつからの付き合いなの?」
マザードラゴンの元へ向かう途中、シバからそんな疑問がとんできた。
「Aもソロモンに助けられたの?」
僕の腕を引っ張り興味津々に聞いてくる。
、、、。むっ…胸が腕に当たってる!!
鼻血でそう…!!
「シバ、何言ってんだ?助けられたのは俺の方だぞ」
「え!?」
この会話を聞いてるのは僕とソロモンとアルバ、シバとウーゴ。
ファーランとワヒードはいちゃついてるし、イスナーンとセッタは相変わらずの兄弟愛を醸し出してくれてるわけで。
「昔はいろいろあったよなA」
「本当だよ…。ソロモンの所為で何度打ち首に遭わされかけた事か…」
「あー。あれは反省してるって」
「嘘つけ!!あの時もそう言って全然反省なんてしてなかったじゃん!!」
思い出すのは遠い過去の思い出。こんな会話に興味を持ったのはやはりシバ。
「え!?なになに、凄く気になる!!」
「「気になるならウーゴかアルバにでも聞け/いて」」
「じゃあ2人とも教えて!!アルバは…、ソロモンとの1番のなっ…仲良しでしょ?」
「確かにソロモンを小さい頃から見てきたよ。でも、Aの方がとても仲良しなんだ!!」
ふふっと笑ってからウーゴへと話題を振るアルバ。
「だってソロモンの初めての友達はAだもん。それに俺は2人の成長をずっと見てきたからね」
へぇ〜と関心の声をあげながら僕の肩越しからひょっこり顔を覗かせ、
「でも、と・も・だ・ち!!なんでしょ?」
めちゃくちゃ友達という言葉を強調してくるシバ。
いやいや、そんなジト目で見ないでよ。そんな友達から恋に発展するなんて無いから、うん。
「いや、友達なんていう生半可なものじゃないぞ」
「え!?」
ソロモンの突然の言葉に固まるシバ。
背中で固まらないでよー!!引きずりながら歩く僕の身にもなってーーー!!うぉぉおお!!
「友達じゃなくて親友だ!!」
「友達から親友にグレードアップかよ!!」
ははは!!と笑ながら肩を組んでくるソロモン。
その言葉にシバが復活。
「そっそうよね!!別に変な事考えたんじゃないのよ!!」
気づけば目の前に広がるのは多大なる暗闇。
これをこの世界の者たちは大陸の裂け目と呼び恐れている。
けれど、ここにはとても大切な友人が住んでいるのだ。
「友達じゃなくて親友ってソロモン」
「なんだよ…」
「本当はそれ以上の関係になりたいんじゃないの?」
「ばっか!!あんま大声で言うな!!」
第115夜 通称セバスチャン→←第113夜 許す心を持てってこと!!
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千年彗星(プロフ) - 青鷺さん» コメントありがとうございます!! 小説共々、頑張っていくので今後ともよろしくお願いします(*^^*) (2016年6月28日 6時) (
レス) id: 45d0ac0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星(プロフ) - マリーネさん» コメント感謝です(*^^*) 読者さまが楽しんでいただけたら幸いです! 今後ともよろしくお願いします!! (2016年6月28日 6時) (レス) id: 45d0ac0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
青鷺(プロフ) - 千年彗星さん» 小説もだけど、受験頑張ってください！！！勉強？なにそれおいしいの？ (2016年6月28日 6時) (レス) id: cb35208076 (このIDを非表示/違反報告)
マリーネ(プロフ) - むっか〜。シンドバッドむっか〜。 (2016年6月28日 4時) (レス) id: 252b10e98a (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星(プロフ) - きゅーちゃんさん» 好きと言っていただきありがとうございます!! 今後ともこの小説をよろしくお願いします(*^^*) (2016年5月2日 17時) (レス) id: 113143dc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千年彗星 | 作成日時：2015年8月1日 13時
