第99夜 勇敢な戦士 ページ1
世界はひたすら前を向き歩みを進める。
時には壁にぶち当たり、躓き、嘆き、悲しみに明け暮れる時もあるんじゃないだろうか。
そして人は心の何処かに必ず不安を抱えているもの。
そう、例え素晴らしき世界の王でも…。
誰しもがその不安を背負い、それでも毎日を一生懸命に生き抜いているのだ。
けれども世界は広い。
そんな生き様を蔑む奴らもいるだろう。
だが、躓いたりするということは、自分自身が少しでも前に進めた証拠。
不安を背負っているということは、
それを�狢臂翩廰瓩箸い辰椴紊泙靴討�れる仲間が現れるという証拠。
だから今を生きる者達よ。
そして歴史に名を残した者達よ。
未来への一歩を踏み出す勇気を、そしてその後押しを…!!
ザザァ…ザザァ…。
と、引いては打ち寄せる波の音が耳に入る。
ここはアリエス王国内。運命の逆流を正してから、回復しているとの情報が入って以来気になって訪れてみたのだ。
「会談をサボりに訪れたんじゃないからね」
「サボりに訪れたんですね」
いや〜、だって?会談の内容とか知るまでもないし?知っていることを改めて知るとか何やってんだってなるし?
「時間的に皆さん集まってる頃ですね」
「そうだね〜。まぁ、旅人の僕が行っても場違いだしね〜」
まぁ、マギだけどさ。秘密にしてるからね。
今回はそれを最大限に利用しただけだ!!
「マギ様に呼び出されますよ?」
「大丈夫だって!きっとスルーしてくれるよ!」
もう、僕抜きで進めてくれ!!
行くのめんどくさいし、疲れるし。根性で乗り切れ、マギ達よ!!
「主もマギですよ…!!」
「…、職務放棄しま〜す!!」
そう言った直後だった。クロが鞄からルフの瞳を引っ張り出し投げ付けてきたのは。
、、、。地味に痛い。
てか、僕のこれに通信できるのユナンしかいないじゃん。てことは〜。
「A!!何処にいるの…。皆もうあつまってるよ!!」
「面倒いから僕抜きでやってよ…」
「A!!」
予想通りユナンから通信。
皆集まって、会談の準備ができたらしい。
あとは僕待ちだから速く来いとの事で…。
朝日が空の真上に差し掛かる頃。
「分かったよ〜。行くから先進めておいて!!」
その言葉をきっかけに通信は終了。
「あぁー。めんどいけど行くかー!!」
「はい!!」
「ニャ!!」
勇気は誰の心にだってある。
だが持ってるだけじゃこの世界は変えられない。
それを行動に移さなければ…。
そうすることで君は勇敢な戦士になる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 297人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千年彗星(プロフ) - 青鷺さん» コメントありがとうございます!! 小説共々、頑張っていくので今後ともよろしくお願いします(*^^*) (2016年6月28日 6時) (
レス) id: 45d0ac0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星(プロフ) - マリーネさん» コメント感謝です(*^^*) 読者さまが楽しんでいただけたら幸いです! 今後ともよろしくお願いします!! (2016年6月28日 6時) (レス) id: 45d0ac0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
青鷺(プロフ) - 千年彗星さん» 小説もだけど、受験頑張ってください！！！勉強？なにそれおいしいの？ (2016年6月28日 6時) (レス) id: cb35208076 (このIDを非表示/違反報告)
マリーネ(プロフ) - むっか〜。シンドバッドむっか〜。 (2016年6月28日 4時) (レス) id: 252b10e98a (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星(プロフ) - きゅーちゃんさん» 好きと言っていただきありがとうございます!! 今後ともこの小説をよろしくお願いします(*^^*) (2016年5月2日 17時) (レス) id: 113143dc1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千年彗星 | 作成日時：2015年8月1日 13時
