第92夜 星降る夜と2人の王候補 ページ43
それは昔のお話です。
とある世界に2人の王候補が産まれました。
1人は権力・人力・人望厚き王候補。
1人は親から捨てられ人に愛されず1人で生きる王候補。
その2人に王候補の自覚はなく、
生き方は正反対のものでした。
決して交わることのない運命。
出会わずして死んでゆく運命。
そのはずでした。
しかしある星降る夜に転機は訪れたのです。
1人は湖に居る異種族達を統制しようとし、下見によりました。
1人は湖で喉を潤そうとよりました。
出会いはそれだけでした。
ひょんな事から仲良くなり、輝く未来を共に生きる2人。
しかしある王候補は気づいてしまったのです。
あぁ。
此奴は世界の王に向いている…と。
それに気づいた日、1人の王候補はもう1人の王候補へ膝をつきました。
その出来事から数十年後、彼は道を踏み外す寸前を生きていました。
それに気づいた1人の王候補は言いました。
『いい加減にしろ!!こんな事間違っている!!』
しかし、彼は言うのです。
『いや。これこそが世界のあるべき姿だ。異種族を統制すれば俺たちは平和に暮らせる。そしたら俺たちは他の奴等よりも上の存在になれる!!』
『頭を冷やせ�爛瀬咼猫�!!』
『冷やすのはお前の方だろ�爛譽ぅ瓮広�!!』
その頃からダビデという名の青年は、
レイメスという名の青年の存在が目障りになりました。
そして星降る夜の日、彼はレイメスを剣で刺しました。
念には念をと、彼は虫の息のレイメスを大陸の裂け目へ投げ捨てました。
彼は落ちる寸前、言ったそうです。
『星降る夜の太陽は、太陽でしかない』
…と。
「よっしゃーー!!着いたぜシンドリアーー!!」
道に迷って数日!!
やっとの思いで目的の場所へ着いた!!
「僕の運はやっぱり強い!!ふははは!!!」
なんて言っている此処は港のど真ん中。
皆の視線が痛い。
「さーて、ユナンは…」
「…お姉さん?」
そんななか聞こえた声。
振り返るとそこには…、
「アラジン…」
まだ幼い彼の姿が…。
「…!!お姉さんは…あっ待って!!お姉さん!!」
逃げた。人集りを掻き分けながら彼の姿が見えなくなるまでひたすらに…。
「(僕はアラジンに会わす顔が無い!!)」
ドン!!
「いたた…」
顔をあげるとそこには…、
「A?大丈夫かい?」
僕を此処へ呼んだユナンが手を差し伸べて微笑んでいた。
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千年彗星 - 花臨さん» コメントありがとうございます(*^^*)進○の巨人にもそんなシーンがあるんでしょうか？よく知らないので時間の合間に読んでみようかと思います(*^^*) (2015年10月5日 0時) (
レス) id: c561c3ef2a (このIDを非表示/違反報告)
花臨 - 凄く面白いです！更新を毎日楽しみにしてます！ 89話「人間です」……進●の巨人ですかね(笑) (2015年10月4日 13時) (レス) id: 932ef91d5e (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星 - 紅鈴さん» コメントありがとうございます！更新率遅くてごめんなさい！！そう言ってもらえるととても嬉しいです(*^^*)頑張ります！！ (2015年7月24日 21時) (レス) id: 81bd355fba (このIDを非表示/違反報告)
紅鈴(プロフ) - 千年彗星さん» いつも更新するのを待ってます！頑張って下さい！！v(*⌒0⌒)v頑張って♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: da4cbf1016 (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星 - まめもちさん» コメントありがとうございます！なかなか更新できませんが精一杯尽くします！ (2015年7月19日 17時) (レス) id: 3062e15b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千年彗星 | 作成日時：2015年2月3日 23時
