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再会 ページ6

夜のヨコハマも同じく黒に溢れている。
黒が深まるほど、私は目立つ。それでいい。

比較的治安の良い、高級ホテルが立ち並ぶ界隈に突入した。理由は簡単、その殆どをポートマフィアのフロント企業が経営しているから。



「帰りは如何致しますか」

「大丈夫よ。お疲れ様」

車を降りて、ホテルの一つに入る。
最上階にあるフレンチレストランが行きつけなのだ。

「ようこそお出でくださいました、A様」

「こんばんは、オーナー。後で中也が来るのだけど」

「承知致しました。どうぞ、こちらへ」



フレンチレストランに居て、先に呑んでろと言われても無理な話。
コース料理を先に食べるのもナンセンス。
という事で、軽い食前酒で喉を潤す。
早く来い、中也。私はお腹が空いた。



「待たせたな」

「シャワー浴びたんでしょ。仕方ないわ」

そう待たずに中也は来た。相変わらずお洒落な格好だ。

「相変わらず堅気な格好してんな、A」

「中也こそ、相変わらず素敵な帽子」

私が中也が手に持つ鍔付きの黒帽子を見ると、ギリッと睨んでくる中也。

「太宰みたいなこと云ってンじゃねえよ」

「ふふ、ごめんごめん」



カタンとカラトリーと置いて、紙ナプキンで軽く口元を抑える。
ルージュを塗り直さなくてはと思いながら、向かいの中也を見れば、彼はライングラスを弄びながらヨコハマの夜景を眺めていた。

「中也呑み足りないんでしょう」

「あ?…ああまあな。お前は?」

「私はお腹一杯。でも二軒目付き合うわよ」

こうやってフレンチを食べるのは、どちらかが出張から帰って来た時の何時からかの恒例だ。大体その後呑み直しでバーに行くのも同じく恒例だった。

「おう、行こうぜ。但し俺んちな」


************

やっと…!!

※フレンチの知識全然ありません

登場人物紹介→←行きつけレストラン



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ねこつりー(プロフ) - かれんさん» ふふふ中也は何させても様になりますからね( 〃▽〃) (2018年4月30日 12時) (レス) id: b59e44559a (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 中也かっこよすぎです。 (2018年4月30日 11時) (レス) id: 529a00cb8e (このIDを非表示/違反報告)
ねこつりー(プロフ) - rikoriko51さん» 丁度彼の誕生日だったのでギザな台詞を言って貰いました笑 コメントありがとうございます!凄く嬉しかったです(T^T) (2018年4月30日 7時) (レス) id: b59e44559a (このIDを非表示/違反報告)
rikoriko51(プロフ) - HappyBirthday中也! 更新頑張ってください!楽しみにしています。 (2018年4月29日 23時) (レス) id: a789258bf1 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 楽しみにしてます! (2018年4月28日 18時) (レス) id: 2c537c1151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこつりー | 作成日時:2018年4月20日 22時

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