六 緊張の音 ページ7
光秀さんに呼ばれ、私は信長さんがいる大広間に来た。
他にも武将が三人いて、皆こっちを見つめていた。
うぅ・・・・・・めっさ見とる。私は見られるのはすごい苦手、
う、胃が痛い。
光秀「信長様、お連れしました」
信長「・・・・・・」
私は見られるのは本当に嫌い、だから前髪をながくして、
片方の目を完全に見えなくした。
だが、この人達は私の目の奥の・・・・・・心を見透かすような、
そんな目だ。
光秀「どうぞ、こちらへ」
三日月「は、はい・・・・・・」
大広間の中央に私はいった。一番視線が
集まる場所だ。
見んといて・・・・・・おとろしいよ・・・・・・。
???「・・・・・・信長様、なんですかその女。
次の作戦に使うんですか?
(つってもただの女だよな?細いし弱そうだな)」
???「勝家・・・・・・バカかお前は、この女のどこをどうみたらそうなる
(信長様が連れてきたんだし、利用価値があるのは確かだな)」
勝家「いや、だって、軍儀の途中で連れて来られたらそう思うだろ、
普通。
(そうそう!もしかしたらすっげぇ強い奴かも知れね〜じゃん!)」
しゃべってる声と心の声が交互に聞こえ、頭がパンクしそうになる。
五月蝿い・・・・・・静にして・・・・・・おとろしい。
なんで私がこんな目に・・・・・・全然いい日ちゃうやん。
???「勝家さん!それに長秀さんも!
信長様の御前ですよ。お静かに_______」
勝家「とかいって、蘭丸だって本当は気になってすげーじーっと見てんし」
蘭丸「そりゃあ興味はありますよ。
こんなに可愛らしい方が城に来るなんて珍しいですし。
(信長様が連れてきたようですけど、どこかの間者だったら・・・・・・)」
蘭丸、一瞬女の子かと思った男の人は顔は笑っているけど、
目と心は全然笑ってないし、むしろ怖い。
帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい・・・・・・・・・・・・
信長「_______おい」
うわっ!?話し掛けられた!どないしよ!
信長さんの冷たい声がきこえて、皆いっせいに黙った。
信長「近くにこい」
三日月「ここでいいです」
信長「ダメだ、早くしろ」
三日月「・・・・・・」
一度は断ったが、すぐに却下され、私は仕方なく信長さんに近づいた。
信長「遠い、もっと近くにこい」
三日月「いいですここでいいです」
もっと近くには無理だ。私は全力で首をふった。
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雪桜 - 熱が出ました!頭が痛いよ〜 (2018年12月13日 17時) (レス) id: e8a95e9dde (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - じやあ成実の特技は! (2018年12月8日 17時) (レス) id: 57e1b13492 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - な、なぜわかった! (2018年12月8日 17時) (レス) id: 57e1b13492 (このIDを非表示/違反報告)
ニャン武士(^・x・^) - 雪桜さん» 確か泳ぐことだったはず・・・・・・? (2018年12月7日 22時) (レス) id: 0544fd5110 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - わかりますか?! (2018年12月7日 22時) (レス) id: 86efdfcd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニャン武士(^・x・^) | 作成日時:2018年11月20日 18時