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七 心の音 ページ8

信長さんにもっと近くに来いと言われたが、これ以上

近づいたら心臓が恐らく持たない。

ので、全力で首を振ってみたが、信長さんは無理矢理私の腕を引っ張った。



三日月「わぁっ!?」



信長さんに引っ張られ、信長さんの顔がものすごく近い位置になった。


ち、ちかぁ!?なんでこの人平気なん!?近すぎて死ぬ!

あとちょっとで鼻が触れる!

私は顔が赤くなり、あたふたしてしまう。

信長さんはそんな私を見て



信長「ふっ

(面白い奴だ)」



と、心の中で言った。私はなんとか後ろまで下がった。



三日月「私めはこちらで結構やねん!!」


信長「よかろう。そこでいい、座れ」


三日月「ありがとうございます・・・・・・」



私なんでお礼いっとんやろう?なんもしてへんとに。



信長「我が軍の本陣に入り込んでいたようだが・・・・・・。どこのものだ」


三日月「大阪です。あ、国は日本です」


信長「知らぬ国だ。

(やはりそうか)」



やはり?



勝家「異人なのか?とりあえず俺たちと違って普通に人間みてーだけど」



違って?


私の頭の中はクエスチョンだらけだった。

何よりクエスチョンなのは、ここがどこかだ。



三日月「あの、つかぬ事を伺いますが、ここはどこですか?

国名は・・・・・・」


信長「ここは神牙だ。そんなことも知らないのか?

(こいつはおそらく、【異世界】から来たのだろうな」


三日月「異世界!?」



信長さんの話によると、ここは神牙らしい。

そして、異世界らいし。

私は思わず、伸信長さんが心で思ったことを口に出して言ってしまった。


あ、言っちゃった。どないしょう、今の心の声だった。

私、また、またぁ・・・・・・っ!!


脳裏に昔の記憶が映った。大雨の中、私が必死に

【お母さん】の後を追っている。

私にこんな能力があるとしり、気持ち悪がりでていったお母さんの姿。


どないしょう、どないしょう・・・・・・。



三日月「あ、その、ごめんなさい・・・・・・」


信長「何故俺の心をよめた。

(心を読む特殊な能力があるようだな)」


三日月「御察しの通りです」



信長さんは動じることなく、私にそう聞いてきた。

私は、追い出されることを覚悟していた。


別にええで、この人は人殺し、一緒になんとったくな。




さいなら。

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雪桜 - 熱が出ました!頭が痛いよ〜 (2018年12月13日 17時) (レス) id: e8a95e9dde (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - じやあ成実の特技は! (2018年12月8日 17時) (レス) id: 57e1b13492 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - な、なぜわかった! (2018年12月8日 17時) (レス) id: 57e1b13492 (このIDを非表示/違反報告)
ニャン武士(^・x・^) - 雪桜さん» 確か泳ぐことだったはず・・・・・・? (2018年12月7日 22時) (レス) id: 0544fd5110 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - わかりますか?! (2018年12月7日 22時) (レス) id: 86efdfcd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニャン武士(^・x・^) | 作成日時:2018年11月20日 18時

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