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十五 疲れの音 ページ16

朝になった。昨日は色々ありすぎて、布団にダイブするやいなや寝てしまった。

朝起きるのは本当に辛くて、同時に、夢じゃないんだと思い知らされた。


はぁ・・・・・・、夢じゃないんだ、寝たのに私のベットやない。


私、ほんまに異世界に・・・・・・。


誰か来る。



蘭丸(そろそろ起きたでしょうか?流石信長様、彼女の血の力に気づいて

いたんですね!)



どうやら蘭丸さんが、ここに向かっているようだ。


また、心の声が聞こえる、もういやや、別に私聞きたくないのに。

この部屋に入るん?お、押入れに隠れよう。話しとない。


私は押入れに隠れた、押入れの襖を閉じたと同時に、蘭丸さんが

部屋に入ってきた。



蘭丸「あれ?いない・・・・・・(ですか、気配は感じますね、

どこかに隠れてますね)」



鋭いねん・・・・・・もうバレとる。



蘭丸「かくれんぼですか?どこですか?(きっと押入れですね)」


三日月「バレてるならわざわざ聞かなくても良くないですか?」



私は隠れていてもどうしようもないと思い、押入れの襖を開け、

蘭丸さんの前に現れた。



蘭丸「あ、おはようございます!あと、僕の心読みましたね?」


三日月「別に読みたくて読んでるわけじゃないです。制御できないんです」


蘭丸「へ〜・・・・・・(三日月さん!)」


三日月「なんですか・・・・・・」


蘭丸(僕にはもっと気軽に話しかけてもらって構わないですよ?)


三日月「気軽と言われても、」


蘭丸「本当に読めるんですね」


三日月「ん?あれ?今の、心の声でした?す、すみません!私はまた勝手に!」



蘭丸さんはどうやら私を試したらしい。本当に心の声が読めているのかどうか、

私はテッキリ本当に話しているのだと思っていた。

私は全くこの能力を制御できていない。



蘭丸「いえ、制御できないのなら仕方ないですからね」


三日月「そうなんですかね・・・・・・」



しゃあない、か。どうなのかな?こんな能力使いこなせなきゃ意味があれへん。



蘭丸「そろそろ、朝ごはんです、一緒に行きましょう」


三日月「あ、はい」



蘭丸さんに笑顔で言われ、頷くしかなかった。

大広間で朝ごはんをみんなで食べるため、当然信長さんがいる。

私は出来るだけ下を向いて、目を合わせないようにした。


あれ?信長さん、もうおらへん。


信長さんはさっさと食べ終わり、もう行ってしまったようだ。


なんか言われる思ったけど、よかった・・・・・・。

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雪桜 - 熱が出ました!頭が痛いよ〜 (2018年12月13日 17時) (レス) id: e8a95e9dde (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - じやあ成実の特技は! (2018年12月8日 17時) (レス) id: 57e1b13492 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - な、なぜわかった! (2018年12月8日 17時) (レス) id: 57e1b13492 (このIDを非表示/違反報告)
ニャン武士(^・x・^) - 雪桜さん» 確か泳ぐことだったはず・・・・・・? (2018年12月7日 22時) (レス) id: 0544fd5110 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - わかりますか?! (2018年12月7日 22時) (レス) id: 86efdfcd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニャン武士(^・x・^) | 作成日時:2018年11月20日 18時

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