【呪術廻戦】猫を飼ったら真人だった件５【男主】 (ページ25)

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25．緊急と猫ページ25

車に乗りしばらくすると、目的地に着いた。

A『今回は1級案件なんですね』

伊地知「はい。

猫宮君、君は特級だから心配ないと思いますが……無茶はしないでください」

今回僕が指名されたのは単独での任務。

任務は普通、同級生と受けることが多いけど、僕は特級だからか別の任務になることが多かった。

五条先生に言わせるとこれも上層部からの嫌がらせらしい。

洋館の中へ入れば、伊地知さんは帳を降ろし始める。

A『今日は僕一人だしさっさと終わらせて帰ろう。

……君たちも早く終わらせたいよね？』

そう背後に語りかければ。

不定形の呪霊が襲いかかってきた。

A『バレてないと思った？

残念、気配でわかってたよ＿＿＿＿＂輪廻転成・崩壊＂！！』

すぐさま＂転成＂を発動し、乳白色の杭で呪霊達を拘束する。

それを＂崩壊＂で消し飛ばした。

今のは2級程度の弱い呪霊だ、本命は別の場所かな？

A『叢雲も探すの手伝ってくれない？』

叢雲「＿＿承知した。主殿は我の後ろへ」

叢雲剣を召喚し話しかければ、剣は光に包まれ長身の青年へと姿を変える。

本当はここの雰囲気が怖いからなんだけど。

叢雲が人型になってからはよくこうして一緒に任務を手伝ってもらっていた。

A『この部屋で最後か。まぁ、わざと呪力の濃い部屋を残したんだけど』

叢雲「わざわざ主殿の手を煩わせる必要はない。ここは我に任せて欲しい」

A『ん、分かった』

お言葉に甘え、眼前に迫っていた人形の呪霊を任せる。

叢雲が光の剣を振るえば呪霊は真っ二つに切り裂かれた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

目標の呪霊を祓い、洋館を出れば伊地知さんが迎えてくれる。

伊地知「ほっ、良かった。お疲れ様です猫宮君」

A『そんなに疲れてないですよ』

早く帰りたかったから先に車に乗り込めば、スマホから2回通知音がして＿＿

恵《＿＿A、悪い。緊急の要件なんだが、今すぐこっちに来れないか？》

真人《A〜！新しいアジトに引っ越したからさ、早く会いに来てよ！住所も送っとくね》

2人からほぼ同時にメッセージが届いた。

どちらを優先すべきかなんてのは一目瞭然で＿＿

A「伊地知さん、今すぐ向かってくれませんか？

場所は＿＿＿＿＂八十八橋(やそはちばし)＂でお願いします」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿