3.家と猫 ページ3
さっき出会った猫をカバンに入れ帰路を急ぐ。
猫の呪霊でも呪術師に見つかれば面倒なことになるだろうし。
嫌がると思ったけど、猫の方からすんなり入ってきてくれたから助かった。
A『まぁ、猫は狭い所とか好きだもんね』
時折もぞもぞと動く猫に思わず笑みがこぼれつつ、我が家に帰った。
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東京近郊のマンションの一室____
A『ただいま〜』
ドアを開け、誰もいない空間に帰宅を知らせる。
両親には高校に入ってから会っていない。
2人とも海外出張に行っているからまだ当分帰ってこないだろうし、猫を連れ帰るのに好都合だった。
でも……1人で過ごすのは少し寂しい。
A『もう出ていいよ。今日からここが君のうちだからね』
猫「にゃん」
猫はするりとカバンから出てくると、さっそく部屋の中を探検しはじめた。
僕はキッチンに行って買ってきた猫缶の中身と水を皿に移す。
A『呪霊に餌が必要なのか分からないけど……とりあえず、置いとくから。
お腹が空いたらちゃんと食べるんだよ』
そう声をかけるとリビングの方まで探検してた猫が駆け寄ってくる。
だけど、餌には見向きもせず僕の手に顔を押し付けてきた。
猫「にゃーお、ゴロゴロ」スリスリ
A『ふふ。ひげが当たってくすぐったいよ。……餌はいらないのかな?
それなら、先にお風呂に入ろうか』
優しく猫を抱き上げて風呂場に向かう。
猫は水が苦手だけど、外にいた以上1回洗っておいた方がいいよね。
ついでに自分も入ろうと制服を脱いだら。
A『な、なに見てるの/// 人の裸なんて見ても面白くないよ?』
猫に自分の裸体を凝視されていることに気づき__
猫といえど、なんだか恥ずかしいからタオルで腰を隠してお風呂に向かった。
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シュリィ(プロフ) - 砂さん» コメントありがとうございます!続編もよろしくお願いします(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (11月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
砂 - あ、好きだこの作品…書いてくださってありがとうございますぅぅぅ、、、 (11月4日 7時) (レス) @page23 id: f5943d0623 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 名前変えたのでコメントを投稿し直しました、通知行ってたらすみません……! (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ハンカチモンスターさん» コメントありがとうございます。こちらこそ続編の方もよろしくお願いしますね!推してもらえて感謝です♡(˶> ̫ <^˵)੭ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 火鉢さん» 応援コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです!これからもこの小説をよろしくお願いしますね!(ˆ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ˆ)♡ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリィ | 作成日時:2022年10月5日 22時