4．毛布と猫 ページ4
暴れるかもと身構えていたけど、猫は大人しく僕に洗われていた。
毛をドライヤーで丁寧に乾かした後、自分の髪も乾かす。
パジャマに着替えてリビングに向かえば。
猫「にゃー♪」
A『触っていい？ふふっ、すごくもふもふだ〜！』
そこには最高級のもふもふが存在していた。
初めて見た時から綺麗な子だと思っていたけど、今は愛くるしいぬいぐるみみたいにふわふわしてる。
柔らかい毛を堪能していると猫はゴロンと転がり、お腹をさらけ出した。
A『お腹まで触らせてくれるなんていい子だね〜』
猫「にゃーう、ゴロゴロ……」ｺﾞﾛﾝ
しばらくじゃれ合ったあと、夕飯を食べてから寝室へ向かった。
猫も当然のようについてきてベッドの上に飛び乗る。
A『一緒に寝たいの？いいけど、僕に潰されないようにね』
猫「にゃぅ……」ﾎﾟｽ
言葉の意味を知ってか知らずしてか、一緒に布団の中に潜り込む。
そんな猫に愛しさを覚えながら僕は眠りについた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
翌朝＿＿＿＿
A『う〜ん……ねこ、ちゃ……どこ……』
カーテンの隙間から射し込む朝日に目を開けられず＿＿寝ぼけ眼で癒しのもふもふを探す。
だけど、猫を探す手のひらに感じたのは硬い筋肉のような感触で。
A『かたい……え？』
思わず目を開けると、隣には知らない全裸のツギハギ男が寝ていた。
？「ん〜……おはよう。いい朝だね〜！」
男もちょうど起きたのか、朝日より眩しい笑顔を向けられる。
A『だ、だれ……ですか？』
？「え〜？酷いなぁ。昨日あんなに熱い夜を過ごしたのに、もう忘れちゃったの？」
僕は思い出す。
目の前にいる男は一体誰なのか、無邪気に笑うこの存在は何なのか。
長い水色の髪、ツギハギだらけの体。
青と灰の瞳で楽しげに僕を見つめる、この呪いは＿＿＿＿
真人「俺は真人、人が人を憎み恐れた腹から生まれた呪いさ。
そして、君に拾われた猫だよ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 砂さん» コメントありがとうございます！続編もよろしくお願いします(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (11月7日 22時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
砂 - あ、好きだこの作品…書いてくださってありがとうございますぅぅぅ、、、 (11月4日 7時) (レス) @page23 id: f5943d0623 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 名前変えたのでコメントを投稿し直しました、通知行ってたらすみません……！ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ハンカチモンスターさん» コメントありがとうございます。こちらこそ続編の方もよろしくお願いしますね！推してもらえて感謝です♡(˶> ̫ <^˵)੭ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 火鉢さん» 応援コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです！これからもこの小説をよろしくお願いしますね！(ˆ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ˆ)♡ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2022年10月5日 22時
