【カゲプロ】カノの溺愛事情。-猫目美青年と容姿端麗少女-*4.5* (ページ10)

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透明アンサー２ページ10

｢あぁ……って、何脱がそうとしてるんだよ!?｣

カノは立ち上がった俺を押し倒して跨がり、ニコニコの笑顔で俺のパジャマのボタンを外していく。

｢だって着替えるんでしょ？僕も手伝――｣

｢大丈夫だ!! １人でできるからお前は自分の仕度を先にしろ!!｣

俺はカノの鳩尾を久々に殴り、クローゼットから服とバスタオルを取り出した。

｢……つぼみ？どこ行くの？｣

｢風呂入ってくる。後で修哉も入っとけ｣

｢つぼみ～……行っちゃうの……??｣

｢……あぁ｣

カノは俺がそう言うと、目薬でもしたかのようなうるうるの瞳で上目遣いで見つめてくる。カノの｢甘える｣攻撃だ。
……襲いたい程に可愛い。

｢……っ、その手には乗らないぞ。大人しく待ってろ｣

｢うぅ……つぼみん……｣

俺はカノの額にキスをし、風呂場へ向かう。そして入浴後、自室に戻ると。

｢修哉、風呂出たぞー……って、何だその格好は!?｣

｢あ、もう出たの？それより見てよこの服！どう、似合う??｣

｢似合っ、……てる。けどそれ俺のだから早く脱げ!!｣

カノはミニスカートとピンクの長袖パーカー姿で、意外と似合っていた。俺はカノをソファーに座らせ、パーカーのチャックを開けていく。

｢えー、まだつぼみの匂いに包まれていたかったのにぃ……｣

｢っ!! バ、バカ……ほら早く腕上げろ｣

｢……ねぇ、何かコレ僕がつぼみに襲われてるみたいに感じちゃうん――｣

｢黙れ｣

俺は顔を赤く染めて目を逸らしてそう言うカノの唇と首筋にキスをする。その瞬間、カノの動きがピタリと停止した。

｢ハイ｣

｢……よし、次は下だな｣

｢し、下ってまさか……やっちゃうの？脱がしちゃう系？｣

｢は？する訳ないだろ、自分でやれ｣

｢で、ですよね!! じゃあちょっと待ってて？｣

｢あぁ。……って待て待て待て待て!! せめて後ろを向いて脱げ！｣

カノは俺の方に体を向け、スカートを脱ごうとしていたのだ。

｢へ？あぁ、ごめんごめん☆ ……もしかして、見ちった？｣

｢みッ……!? ミテナイカラッ!!｣

カノはそう言いながら上半身裸でこっちに歩いてくる。

｢へぇ～……ホントに？見ちゃったんじゃないの？ねぇねぇ～♪｣

｢見てない!! 本当に見てないから早く着替えろ抱きつくなこの露出犯!! かっ、彼氏じゃなかったら今頃通報してるからな!?｣