【カゲプロ】カノの溺愛事情。-猫目美青年と容姿端麗少女-*4.5* (ページ6)

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マリーの架空世界６ページ6

｢おぉっ、美味そうだな……!! ありがとな、修哉｣

｢いいよ、お礼なんて！ ……はいっ、口開けて？｣

｢!! じっ、自分で食べられるから大丈夫だ!!｣

｢ダメだよ、今つぼみは病人なんだから!! ほら、食べて？｣

｢～～っ、……分かった｣

必死にそう言うカノの押しに負け、俺はお粥を一口食べる。

｢どう？美味しい?? は、初めて作ったから心配なんだけど……｣

｢うん、美味いぞ。上出来だ｣

｢よかった～!! まだ食べられそう？｣

｢あぁ。……口渡しでも、いいぞ？｣

｢えっ!? いい、いいの!? 本当に!?｣

カノはお粥をすくい、目を見開いてそう言う。

｢修哉がいいなら……｣

｢んー、……じゃあお構いなく♪｣

カノはそう言って口にお粥を含み、キスをして俺の口内に流し込んだ。
……それから10分後。

｢よし、お粥食べ終えたし次はー……一応病院に行こっか♪｣

｢は!? 別に行かなくても……｣

｢だって２月といえばインフルエンザでしょ？もしかかってたとしたら緊急事態の時大変じゃん｣

｢う……それもそう、だな……｣

｢でしょ？じゃあまずは……着替え、できる？｣

カノは椅子から立ち上がり、伸びをしてそう言う。

｢あぁ。修哉は保険証とか用意してこい｣

｢了解♪ 何かあったら呼んでね、飛んでいくから!!｣

そう言ってカノは俺の頭を撫で、部屋を出ていった。俺は着ていたＴシャツなどを脱ぎ、いつもの服に着替える。そして俺が着替え終えたと同時にカノが戻ってきた。