マリーの架空世界4 ページ4
*カノside*
「……え、お出かけ?」
「はい! なので、カノさんは団長さんと留守番してて下さい♪」
「今日中に帰ると思うっすから、よろしくっす!」
皆はそう言ってアジトを出ていく。そして皆を見送って自室のドアを開けて一歩踏み出した時、足に何かが当たった。
何だろう、ドアの近くには何も置いてないはずなのに……。
そう思いながら足元を見ると。
「!! つ、つぼみ!? どうしたの……って、熱ッ……!!」
そこには、苦しそうな表情を顔に浮かべて床に俯せに倒れているキドの姿があった。抱き上げるとキドの体はとても熱く、37℃か38℃はありそうだった。
僕はキドの部屋に運び、キッチンでタオルを濡らしてキドのおでこに置く。
「つぼみ苦しそう……ど、どうすれば――」
もしかして、僕がキドが嫌がってるのにあんな事をさせたから……? ……僕のせいだ、キドが倒れたのは。……何で気づいてあげられなかったんだろう。
そう思っているとキドの手を握っている僕の手に、ポツリと滴が落ちた。
あれ……、僕泣いてる……?
涙は止まる事はなく、次々に溢れ出てくる。
「ごめん……ごめんね、つぼみ……っ」
僕はキドの両手を強く握り、俯きがちにそう繰り返していた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名:天ノ川夜月 x他1人 | 作成日時:2016年5月28日 13時