透明アンサー5 ページ13
「つぼみ、目開けていいよ♪」
「結構時間かかったな――って、これって……!!」
「どう? 凄いでしょ♪」
オムライスには、俺達が笑い合っている絵が描かれている。
「あぁ、修哉っありがとな……!」
そして朝食後、俺達はアジトの出入口で待ち合わせをした。
「……修哉っ、お待たせ」
「おっ、きたきた♪ 珍しいねー、パンプスなんて」
俺は白のブラウスと膝より少し上の丈の薄ピンク色のスカートを着て、内緒で買った赤のパンプスを履いてカノの所へ行った。
「普段履く機会はないしな。じゃあ行くか」
カノと手を繋ぎ、まず向かった場所はショッピングモールにある服屋。
「あ! つぼみ、ちょっとコレ着てみてよ!!」
「は!? こっ、こんな可愛い服俺には似合わ――」
「つぼみは何でも似合うから大丈夫だよ!! 美人なんだし」
「っ!! 分かった……」
そう言ってカノが持っている服を取り、俺は試着室で着替える。
「な、なぁ、やっぱり似合ってないと思うんだが……」
着てと頼まれた服は、セーラー服がモチーフになっている服。俺がそう言って試着室に再び入ろうとすると、突如カノに腕を掴まれた。
「凄く可愛いよ。つぼみ」
そう言うとカノはニコリと笑い、手の甲にキスを落とす。
「!! ……そう、か。なら良かった、着替えてくるから待っててくれ」
数分後。ショッピングを楽しんでいると、ゲームセンターが目に入った。
「なぁ、ゲーセン行かないか?」
「うん、11月以来だね!」
「あぁ。そう言えば修哉がクリスマスにくれたぬいぐるみ、毎晩修哉だと思って抱いて寝て大切にしてるぞ」
「なっ、何か恥ずかしいんだけど!?」
「で、名前が『修哉くん』で――」
「ちょっ、変わってないし!!」
「じゃあ他に何かいい名前でもあるのか?」
俺は立ち止まり、壁側を歩いているカノの顔の横に手をつく。
「そ、それは……あっ『世界一かっこいい最強の王子・修哉様』とかは!?」
「おぉっ『世界一かっこいい最強の王子・修哉様』か……! 良いかもな『世界一かっこいい最強の王子・修哉様』――なんて言う訳ないだろ!! 長すぎるだろうが!!」
「えぇっ、いいと思ったんだけど……」
「大体、修哉様なんて言いたくないしな!!」
俺はカノの胸ぐらを掴み、自分の方に引き寄せてそう言う。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名:天ノ川夜月 x他1人 | 作成日時:2016年5月28日 13時