透明アンサー4☆ ページ12
「じゃ、いただきま――」
「待て。まだだ」
「へ? 何が??」
「……いいから見てろ」
俺はそう言って両手でハートを作り、オムライスに向ける。
カノ、驚くだろうな……でもずっとやってみたかったんだよな。
「……もっ」
「も?」
「もえもえきゅーんっ♪」
「!? つっ、……つぼみ!?」
カノは目を見開いて俺を見ている。俺は恥ずかしくなって姿を隠そうとした。……が。
「――つぼみ、消えないで?」
「しゅう……や……?」
カノに抱きしめられ、俺は姿を隠す事ができなかった。
「今のつぼみ、すっごく可愛いよ。だから、隠さないで?」
「っ!! ……あぁ」
優しい声と笑顔でカノはそう言い、俺の顎を持ち上げてキスをする。俺はカノの背中に腕をまわし、強く抱きしめた。
それから5分後。
「それじゃ、オムライスの作り方を教えるぞ。まずは手を洗え」
「うん、もう洗って材料も準備したよ、つぼみ先生♪」
「じゃあ、ボウルに卵を割ってかき混ぜてくれ。あ、卵は2個だからな」
「先生ー、卵の割り方が分かりませーん」
「は!? ……しょうがないな、教えてやるよ」
そう言って俺はカノの後ろに立ち、手を取る。
「まずは、こうやって卵を持つんだ。机とかの平面に軽く打ちつけてヒビが入ったらそこに親指を入れて……って、修哉? 聞いてるか?」
「ねぇ、集中できないんだけど……。耳元で言われると」
そう言うカノの耳と顔は、真っ赤に染まっている。
「俺はこっちの方が教えやすいんだが……な」
「っひゃ!! ちょ、どこ触っ……そこダメっ、やっ……めてぇッ……うぅッ」
俺はカノの股に左手で触り、撫でながら耳を舐めて甘噛みをする。
「朝なのに、もう興奮してるのか? ……で、こうすればできるから。分かったか?」
「はっ、はい! ご指導ありがとうございました!!」
「キモッ」
「何で!?」
2個目を割っていたカノは、涙目でそう言う。どうやらさっきの攻撃――「耳元で話す&耳を甘噛み」でだいぶHPが削られたらしい。
その後、オムライスが無事に完成した。
「それじゃ、目瞑っててね♪」
「あぁ、……早めにな」
……それから数分後。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
6人がお気に入り
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天ノ川夜月 x他1人 | 作成日時:2016年5月28日 13時