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虎ちゃんの帝光祭8 ページ44

ーーー


その頃、青峰と黄瀬はスタンプラリーの第3ゲームでやっている借り物競争のカードを引いていた。


二人はカードを覗き込み、そろって首をかしげる。カードには


“ヒーロー参上!”


と書かれていた。


黄「ヒーロー…?」


青「このお題で借り物競争ってどういうことだ?」


黄「ヒーローって、レブロン・ジェームズとかっスかね?」


青「どうやって連れてくるんだよ」


黄「そうっスね…」


頭脳労働が苦手な二人が考え込んでいると、どこからか騒がしい声と複数の足跡が聞こえた。


黄「青峰っち、あれ…」


顔を引きつらせた黄瀬が指さす方向からは、珍妙な一団がこちらに向かって走ってきていた。


先頭に脇にホラ貝をラグビーボールのように抱えている黒子


その後ろに怒りの形相で黒子を追いかけている緑間


最後尾に桃井とドレスを着てAをお姫様抱っこをしながら追いかけている紫原


その腕の中で顔を青くしながら気絶しているAがこちらに向かっていた。


青「何やってんだあいつら…」


青峰は呆れ顔で奇妙な一団を見つめていた。
だが、黄瀬は一団をみて何かを思いついたらしい。


黄「チャンスっスよ!青峰っち!」


青「はぁ?チャンス?」


黄「俺にいい考えがあるっス」


ーーー


黒子がお題のホラ貝をクイズ研の人に見せ、緑間にあっさりと返したが、黒子にいいように振り回された緑間は激怒した。

なんとか2人に追いついた桃井は二人の間に入り、止めようとしたが緑間に「ちゃんとした理由はあるのか」と聞かれ思わず桃井の目が宙を泳ぐ。『借り物競争のお題だったから』という理由に緑間が納得する筈がない。


緑間の収まらぬ剣幕に桃井が必死に言葉を探していると黄瀬が優しく腕を掴んだ。


桃「え?きーちゃん?」


黄「桃っち捕まえたっス!」


黄瀬がにっこりと笑いかけ、桃井と腕を掴んでいる反対の手は何故か紫原の腕を掴んでいた。


紫「ん?なんで?」


貴「…」←喋る気力が無い状態


青「おい黄瀬。捕まえたぞ」


青峰は黒子と緑間の首を両腕を回し、がっちりホールドしており、捕まえられた五人は状況がわからずにいた。


緑「一体なんなのだよ、青峰!」


青「黄瀬、これからどうすんだ?」


黄「ナイスっス、青峰っち!係のおねーさん!そろったよ!」


とクイズ研の係にこえをかけた。


クイズ研「え?」

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猫苺(プロフ) - コメありがとです! (2015年1月17日 18時) (レス) id: c342f71c4d (このIDを非表示/違反報告)
カドレア - 良かったです!頑張って下さい! (2015年1月17日 17時) (レス) id: 4e6a9a3a35 (このIDを非表示/違反報告)
猫苺(プロフ) - 本当ですか!?こっちも嬉しいです(^∇^) (2015年1月8日 7時) (レス) id: c342f71c4d (このIDを非表示/違反報告)
黒銀竜(プロフ) - とても良かったです (2015年1月7日 22時) (レス) id: 5818bc9f50 (このIDを非表示/違反報告)
紅凛(プロフ) - 了解しました!よかったです!黒子だけだとなんか可哀想な気がしてたので← キセキ全員と再開出来るといいですね! (2015年1月6日 12時) (レス) id: f132fb44ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫苺 | 作成日時:2014年12月14日 19時

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