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尖らせ70 ページ10

電車を乗り継いでついたのは…

美容院。




私がいつも行く近場のお店よりもはるかにオシャレなつくりのそこは、

桃井さんの行きつけらしい。


…美人は美容院も違うのか。









「いらっしゃいませ…あっ、さつきさん」


「こんにちは。今日は知り合いも一緒にお願いしようと思って…」


「…。」









入るなり奥から出てきた人に桃井さんは話しかけ、私を見つつ何やら話し込んでいた。

店の女の人も頷きながら私をチラチラと視界に入れている様子。


ふと女の人がついてきて何故だか私がシャンプー台まで案内される。

桃井さんを見ても目を逸らされ、顔をしかめつつほぼ無理やり私は髪の毛を洗われた。





























「さつきさーん。お祭りっていうから少しほつれ難いようにピンでとめてからまとめてみたんだけど…どう?」


「…っうわぁ!!Aちゃん、すっごく可愛い!」


「…。」









女の人に手鏡を渡されて覗き込む。

同時に耳元で聞こえるジャラジャラとした何かが揺れる音。



…それが耳上にさされた簪だと気付くのに数秒、私は自分の姿に目を見開いた。









「これ、簪…ですか?」


「そうそう!私が昔使ってたものを使ってもらったんだ。ほら、こう見るとお揃い!」









私のボブの髪の毛を細かく編みこみされた上につけられた簪に手を駆ける。

振り返るとすぐそばに似た様にヘアーアップされた桃井さんいて…

自分の群青と彼女の桃色が隣り合わせでそれぞれの色が目立って見えた。















「よし!じゃあ、次は私の家で浴衣!着つけてあげる!!」


「浴衣…えと、何から何まで悪いんで…」









結局美容院のお金も桃井さんが払ってくれた始末。

私は浴衣浴衣と、楽しげに歩く桃井さんに控えめに口を開いた。







だが、









「気にしないで…って言ったら気にしちゃうタイプだから強制連行します!!」


「ちょ、桃井さん!?」









突然、頬をふくらまして拗ねた表情の桃井さんに無理やり連れられ、

私は桃井さんの家へと向かった。

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設定タグ:黒バス , 黒子テツヤ   
作品ジャンル:アニメ
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猫男爵(プロフ) - ドSヒーローさん» いえいえ、コメントありがとうございます!^^ す、好きだなんて!!めちゃくちゃ嬉しいです^^ありがとうございます。 (2014年9月29日 21時) (レス) id: 0d3f3d8af7 (このIDを非表示/違反報告)
ドSヒーロー - いきなりなコメントすいません。。 俺この作品結構好きです。。 (2014年9月28日 23時) (レス) id: 6defaf6279 (このIDを非表示/違反報告)
♪涼雪♪ - 猫男爵さん» はーい!では、続編でお会いしましょう!! (2014年8月22日 7時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
猫男爵(プロフ) - ♪涼雪♪さん» ありがとうございます!!頑張ります(>v<)q (2014年8月21日 22時) (レス) id: 0d3f3d8af7 (このIDを非表示/違反報告)
♪涼雪♪ - 猫男爵さん» 頑張ってくださーい!!応援してまーす!(≧∇≦)p(^-^)q (2014年8月21日 18時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫男爵 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年8月12日 0時

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