尖らせ65 ページ5
どこか楽しげに口角を上げる青峰さんから必死に目を逸らす。
といきなり頭をわしづかみにされ、無理やり目を合わせられてしまった。
…なんだやんのかポリ公。
「沢渡、お前明日暇だよな。」
「…こういうときばかり苗字で呼ばないでください。」
「…よし、さわわわ暇だとよ黄瀬!」
「ちょ、何勝手なこと言ってるんですか。」
まぁ、暇ですけどと文句を言いながら青峰さんを睨むと彼はどうだと言わんばかりに満足げ。
私は小さく舌打ちをして飲み終わったカップを机の上に置いた。
と、急に肩を掴まれ目の前には黄瀬さんの顔。
心なしか嬉しそう。
「まじスか!Aっち!」
「よし、これで…まぁちょっと小さいけど野郎だけじゃなくなったな。」
「ちょっとそこの警官自重してもらえませんか。」
「青峰くん最低です。」
肩に置かれた手を払いながら胸元を見下ろしてみる。
…小さくて悪かったな。どうせあなたの幼馴染のように大きくはないですよ。
そして少し文句をたれながら黄瀬さんに向き直った。
「まじ…って。黄瀬さんなら他にも女の人知り合いでいるでしょう」
「いや、なんつーか…皆俺の外見しか見てくれないから余り…気が進まないというか。」
「ほんとに贅沢な悩みだよな。」
「そりゃあ俺だって男ッスから?女の子にキャーキャー言われて嬉しくないはずはないんスけど。自分で言うのもなんスけど、青峰っちよりはモテてる自身あるし」
「おい」
一瞬寂しそうな表情をした黄瀬さんにしょうがないと思った自分を殴りたい。
すぐに調子に乗った挙句、青峰さんと取っ組み合いを始めた。
ちょっとここ交番ですけど。
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猫男爵(プロフ) - ドSヒーローさん» いえいえ、コメントありがとうございます!^^ す、好きだなんて!!めちゃくちゃ嬉しいです^^ありがとうございます。 (2014年9月29日 21時) (レス) id: 0d3f3d8af7 (このIDを非表示/違反報告)
ドSヒーロー - いきなりなコメントすいません。。 俺この作品結構好きです。。 (2014年9月28日 23時) (レス) id: 6defaf6279 (このIDを非表示/違反報告)
♪涼雪♪ - 猫男爵さん» はーい!では、続編でお会いしましょう!! (2014年8月22日 7時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
猫男爵(プロフ) - ♪涼雪♪さん» ありがとうございます!!頑張ります(>v<)q (2014年8月21日 22時) (レス) id: 0d3f3d8af7 (このIDを非表示/違反報告)
♪涼雪♪ - 猫男爵さん» 頑張ってくださーい!!応援してまーす!(≧∇≦)p(^-^)q (2014年8月21日 18時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
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