尖らせ90 ページ30
「…ちっ」
二人の警官に保たれて連れていかれる灰崎さんが舌打ちをうつ。
後ろにいた大勢の男達も、それ以上に警官の方が多かったようで…
余すことなくその場は何事もなかったかのように静まり返った。
「テツ、沢渡、大丈夫か?」
「私は、なんとか…」
「…。」
一度、落ち着くように間を開けて青峰さんが口を開く。
その隣では眉をよせた黒子さん。
私は何も話そうとしない黒子さんから目を逸らすことが出来ず、その場に立ち尽くす。
そんな雰囲気を気遣ってなのかニッと笑みを浮かべる青峰さんが言った。
「とりあえず、お前らがいなくなって黄瀬とさつきがうるせぇんだよ。行くぞ」
「…はい。」
そこでようやく小さく弱弱しい笑みを浮かべた黒子さんが頷く。
私はどこか安堵の息を漏らしながら、二人に続いて社近くをでて屋台へと向かった。
・
・
・
「青峰くん」
「んだよ。」
「さっきはありがとうございます。もう少しで彼を殴ってしまうそうでした。」
「…まぁ、なんでかは知んねぇけど。カッとなるときぐらい誰にでもあんだろ。気にすんな。」
「…。」
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猫男爵(プロフ) - ドSヒーローさん» いえいえ、コメントありがとうございます!^^ す、好きだなんて!!めちゃくちゃ嬉しいです^^ありがとうございます。 (2014年9月29日 21時) (レス) id: 0d3f3d8af7 (このIDを非表示/違反報告)
ドSヒーロー - いきなりなコメントすいません。。 俺この作品結構好きです。。 (2014年9月28日 23時) (レス) id: 6defaf6279 (このIDを非表示/違反報告)
♪涼雪♪ - 猫男爵さん» はーい!では、続編でお会いしましょう!! (2014年8月22日 7時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
猫男爵(プロフ) - ♪涼雪♪さん» ありがとうございます!!頑張ります(>v<)q (2014年8月21日 22時) (レス) id: 0d3f3d8af7 (このIDを非表示/違反報告)
♪涼雪♪ - 猫男爵さん» 頑張ってくださーい!!応援してまーす!(≧∇≦)p(^-^)q (2014年8月21日 18時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
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