#4 ページ10
「……つぼみだ」
キドしかいない。僕にチョコを渡していないし、僕の部屋の中にくる子といったらキドしかいない。僕は部屋を飛び出し、キドがいるリビングに走る。
「――つぼみっ、ありがとう!!」
「修哉!? どうしたんだよ急に」
僕はソファーで雑誌を読んでいるキドに、勢いよく抱きついた。
「枕元にプレゼント置いたの、つぼみだよねっ!?」
「!! ……しっ、知らないぞそんな事!!」
キドは耳まで真っ赤に染めてそう言う。
……バレバレだよ。
「相変わらず素直じゃないなぁ〜つぼみは! ま、そんなつぼみが僕は好きなんだけどね♪」
「〜〜っ!!」
そう言って僕はキドの頬にキスをした。
……あれ? 何でだろ、嬉しいはずなのに涙が……。
「……修哉? 泣いてる、のか……?」
「え? やだなぁ、泣いてなんか――」
「泣いてるだろ。嘘つくな」
そう言ってキドはソファーから立ち上がり、僕を前から抱きしめて耳元で「泣きたい時は泣け」と優しい声で言う。
それから皆が起きてくるまで、僕はキドの腕の中で思いきり泣いたのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
9人がお気に入り
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2016年5月22日 16時