#2☆ ページ8
「お前、顔真っ赤だぞ? そんなに気持ちいいのか? ……ほら」
「きっ、気持ちよくなか……うぁッ!! やッ、ダメッ……それっ揉んじゃ……!! 出ちゃう、からっ……制服、汚れちゃう……!! あッん、くっ……ぅ」
「嘘つくな。……揉まれて興奮してこんなに固くして、感じてるくせに」
そしてキドがズボンを脱がしたと同時に、カーテンが勢いよく開いた。
『!? マリーっ!?』
「え? 何で2人がいるの?? 何でキドはカノの……!?」
「うわあぁ!! ちっ、違うんだ、これは……!!」
「なーに言ってんの、ついさっきまで僕を襲って――だッ」
キドは耳まで赤く染め、僕の鳩尾に拳を突っ込む。
キドのせいで余計に鼻血出そう……。
そして翌日。
『やっと休みだ……疲れた……』
僕達は、リビングのソファーでぐったりしていた。
「学校ってこんなに疲れるっけ? キド、夕食まだ……?」
「あぁ、もう少し待ってくれ……色々ありすぎてやる気が……」
「じゃあ俺とコノハさんで作るっすから、キドは休んでていいっすよ! まだ体力残ってるっすし!!」
そしてセトとコノハくんはキッチンに向かう。それから約2時間後、野菜炒めを持ったセトが現れる。その後ろからはお盆に10個、両肩に1個、頭に1個味噌汁を乗せたコノハくんが来た。
「コッ、コノハ!! 危険だからやめろ!!」
「大丈夫……運べる……」
そう言いながらコノハくんは、スタスタとそれらをテーブルに運ぶ。
見てるこっちの方がハラハラするよ……。
夕食後、風呂を出て飲み物を取りにキッチンに向かうと女子達が話をしていた。
「えっ、キドってチョコ渡すの初めてなんだ!? カノにも渡してなかったの?」
「あぁ、アイツらに渡すと変な誤解を招くと思ってな。今年からはあげようと思っているんだが……」
キドとAちゃんは、チョコを湯煎で溶かしながら話している。他の3人は作り終えたらしく、ラッピングをしている。
キサラギちゃん、チョコ大丈夫かな?
そう思いながら僕は、こっそりと話を聞いていた。
「団長さんモテますもんね〜♪ カノさんセトさん、……あとお兄ちゃんもでしたっけ?」
「モッ、モテッ……!? んな訳あるか!! A、もう型に流していいよな?」
「うん! 型に流して冷蔵庫で冷やして、固まったらラッピングだよ!」
キド真剣だ……楽しみだなぁ〜、どんなチョコだろう?
そんな事を考えていると、突如肩を叩かれた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
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ラッキーナンバー
8
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西 - この方角に福があるはずです
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作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2016年5月22日 16時