オレの好きな子は○○系女子<氷室辰也> 第三弾

Story ２５ ページ28

氷室side



週に一度しかない休み、日曜日


帰宅部なら土曜も休みだろうけど;;






高校生なら遊びに行ったり

家でゆっくり過ごしたり


人それぞれ過ごし方がある








でもオレの頭の中はいつだって

バスケと(人1)ばっかりだ



(人1)と再会してからは

頭の中はバスケよりも(人1)の方が強くなった。




再会しても(人1)は変わらず、


可愛いままで｡








久しぶりに会ったせいなのか


オレが会いたくて､たまらなかったからなのか


アメリカの時よりも可愛く思えた。





再会した今ははっきり言うと

毎日会いたい。






でも再会したからとか


幼馴染みだからという理由で




(人1)を独り占めしたり


(人1)の時間を縛ったりしていいワケない









(人1)も高校生だし

新しい学校にきたんだ


友達と遊んだり、好きな人ができたり...

付き合っても可笑しくない





それがオレだったらいいと思うのは

ただのわがままだ...






もし気持ちを伝えて距離ができるのもイヤだけど


それ以上に(人1)が困ったり、気まずい思いを

する方がもっとイヤだ｡





幼馴染みって案外、

距離感が難しいもんなんだな





(人1)を好きだと自覚してから

そう思った。









1人でいると余計、(人1)のことを考えてしまう



だから考えないように

たまには1人で練習しようと思った





んだけど...


なぜか目の前にはオレが今、1番会いたくて

でも会いたくない人がいた







貴「はぁ...会いたいなぁ」





似合わないため息ついて








氷「誰に会いたいんだ?」








“会いたい”

キミの口からは聞きたくない単語








貴「えっ、運命!?」







運命!?←

少し理解できない;;







氷「運命かどうかは分かんないけど;;」






急に会って、運命と言われて、


スゴく嬉しそうに笑う(人1)





そんな反応をされると期待してしまう



それでもやっぱり可愛くて

会えて嬉しくて、安心してる自分がいる







貴「あ、えっと...

家の近くに何があるのか知らないから

歩いてたんだ｡


で、公園見つけて

隣にバスケコートあるからビックリしちゃった(^^;;



見てたら、タツヤとタイガのこと考えてたから

今タツヤに会って嬉しくて」









氷「そっか...オレも会えて嬉しいよ^^」






『それじゃあ、さっきの“会いたい”は

オレに向けてって思っていいの』


本当はそう言いたかった




*****
久しぶりで文字数の感覚?が掴めません汗

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