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1節 ページ4

アポロン「!やあ、懐かしい顔が勢揃いだね!

それと……君たちは初めましてかな?」

ぐた子とマシュに、柔らかく微笑みながら尋ねるアポロン。

ぐた子「へっへい!!初めましてー!ぐた子と言います!!」
あからさまに慌てふためく、ぐた子。

マシュ「先輩落ち着いてください!!…えっと、マシュ・キリエライトと申します。」
ぐた子よりは慌ててはいないが、緊張した面持ちで自己紹介をするマシュ。

アポロン「宜しくね!…で、今回君たちがここにいるっていうことは、
君たちカルデアにも、この事の大事さを認識したって事でいいのかな?」

マシュ「はい」

アテナ「……で、自己紹介は済んだだろう。何か変わった点とか無かったか。

何でもいい」

アポロン「少なくとも僕が認識する範囲では、通常のそれだったよ。
特に、何かに汚染されているとかは無かった。」

アテナ「なるほどな。今回の件、大聖杯自体には問題はないという事か。」
アポロン「だと思う。件(くだん)は多分、その聖杯を行使する側に原因が有るんじゃないかな?

だとすると、余計に厄介だね。」

ぐた子「えっ?何で厄介何ですかね?」

アポロン「…そうだね、まあ簡単に言うと『聖杯は移動する』ということだね。」

マシュ「『聖杯は移動する』?」
アポロン「言葉通りの意味だよ。
要は、聖杯自体に原因がない。

そもそも、聖杯は願望器。誰かがお願いをしなければ、ただそこに存在する杯に過ぎない。
つまり、こうして聖杯が関わっているということは、必ずその当事者たる存在がいるということになる。」

アテナ「当事者がいるということは、聖杯はその者の手中にあるという事。」

マシュ「なるほど、だから移動するんですね。」
ぐた子「じゃあ今回の事は、その聖杯を使ってる犯人を探し当てたらいいのですかね?」

アポロン「必ずしもそうとは限らないよ。」
ぐた子「へっ?」

そこで、黙りしていたイスカンダルがまたも待ったをかける。

イスカンダル「…失礼だがアポロン神。汝は疫病を払う神としても名高い。

此度の件、そちが解決すれば万事完結じゃ?」

アポロン「ぁあ、それは父上にも言われたんだ。
でも、予想以上に強すぎてね。僕でも祓うことはできなかったんだ。」

ペンテシレイア「…じゃあ予言の神でもあるのだろう?
なにか、無いのか。」
アポロン「はは、それはまず『読めない』から予言することもできないんだよなぁ…」

アテナ「いざという時に役に立たんな。」

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┗(サ∀ク*)┓≡З(プロフ) - ローズさん» はい!古代の神話で番外編として出したのですが、続きを見たいと言ってくださったので書こうかと思い! (2017年12月21日 18時) (レス) id: 78d84f426d (このIDを非表示/違反報告)
ローズ - 新作ですか?応援してます!頑張って下さい! (2017年12月20日 5時) (レス) id: a6396ca631 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:┗(サ∀ク*)┓≡З | 作成日時:2017年11月2日 23時

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