願い３ (ページ6)

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ニ「えー、もう一軒行こうよ！」

千佳「遅くなっちゃうからダメ。」

『ニカちゃんごめんね？また今度ね、』

ニ「えー、」

こういうとき、

しっかり者の千佳が、
ニカちゃんの保護者に見える…、

笑

玉「あれっ？Aさん！
千佳さんも！こんばんは♪」

っ！？

『玉森くん…、』
千佳「こんばんは、」

ニ「あっ！あの時のイケメン！！」

玉「…え？笑
もしかして、千佳さんの彼氏ですか？」

ニ「そうでーす！」

玉「初めまして、
Aさんの後輩の、玉森です」

爽やかな笑顔で挨拶する玉森くん…、、

私は正直、気が気じゃない…、、

だって…、今にも突っかかりそうなほど、

宏光が玉森くんを睨んでる…、、

玉「…こんばんは、お久しぶりです」

宏「…こんばんは、、」

玉「今日は本当に〝お友達と一緒〟なんですね、笑」

っ！

宏「あのさ、お前っ…
『玉森くんっ！……私たち帰るところなの。
遅くなっちゃうし、また会社でね？』

玉「そうですね！Aさん見つけて、
嬉しくて声かけちゃいました♪」

っ！？

『玉森くん…、、』

玉森くんは宏光とケンカしたいの…？

ニカちゃんが宏光の腕をしっかり掴んでくれてるけど、

その手を離したら今にも…、

玉「千佳さん、また４人で飲みましょうね♪」

千佳「えっ…
ニ「ダメ！千佳連れてくなら俺も行く！」

玉「ははっ！じゃあ彼氏さんも一緒に。笑

Aさん、おやすみなさい♪」

『おやすみ…、』

玉「それじゃ、失礼します、」

宏「……、」

無言で、にこりともせずに会釈する宏光…、

そして、

去って行く後ろ姿をいつまでも睨み続けてる…

ニ「…はぁ、、なかなかすげぇ奴だね、、」

宏「あいつまじでムカつく」

千佳「すっごいハラハラしたんだけど。
ミツさん、殴りかかりそうだったし…」

宏「おう、殴りそうだったわ」

『宏光…、、』