願い３ (ページ40)

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千佳side

千佳「私たちは大丈夫。
あとはAを外に出す方法なんだよね…」

【…♪】

っ！

》いっぱい飲ませてトイレ行かせる！
その間にってどう！？

っ！！

高嗣、ナイスアイディア！！！

》よろしく！

千佳「作戦ね？
高嗣が旦那さんにどんどん飲ませて、旦那さんにトイレに行ってもらう。
その間に、“外の空気吸って来る”とか言って外に出る。
で、速やかに車に乗る。
これでいこう！」

『…そんな上手くいくかなぁ…、、』

千佳「自然に振る舞えば大丈夫。」

『…うん…、、』

千佳「いい！？あくまで自然に！
一発勝負、バレたら終わりだからね！？」

『千佳とニカちゃ…
千佳「だから私たちは大丈夫だって。
私と高嗣は酔ったふりでもして、“あれ？Aは？”ってとぼけるから。笑」

『…、、』

Aを一人で出すのは不安だし、

無事にミツさんの車に乗るまで見届けたい

でも、この店じゃそれは無理。

Aは残る私たちを心配してくれてるけど…

でも、〝今しかない〟んだよ…、、

千佳「それに私たちが一緒に出たら、私たちがAを誘拐したって言われるんじゃない？笑」

『っ…、やっぱり私…できな
千佳「できないじゃない。やるの。
分かってる？軟禁されるとこだったんだよ…？」

『……、、』

千佳「話し合いするにしても、２人だけじゃ無理。
だから今は逃げるの、軟禁されてからじゃ遅いの！」

『…うん、』

千佳「大丈夫。そんな不安な顔しないで？
…ミツさんと幸せになるんでしょ？」

『なりたい…、』

千佳「はい、決まり！
ほら、笑ってってば！怪しまれるよ？笑」

『うん、…千佳ありがとう、、』

千佳「私たち、ずっと助け合ってきたでしょ？お互い様だよ。
あー…でも今度４人で飲むときは、ミツさんがお支払いってことで。笑」

『ふふっ、言っておくね、笑』

千佳「その笑顔だよ！
店出て車に乗って、ミツさんに笑顔見せてあげな？
ミツさん、すごい心配してるみたいだから」

『っ！…早く会いたい…、』

千佳「うん。
あ、一応言っておくけど、ハグとかキスするのは帰ってからにしてね？笑」

『っ！わかってる…//』

あとは旦那さんがトイレに向かうのを待つだけ…

高嗣、頑張ってよ！？