願い ３

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『…話があるの…、、』



緊張する…、、




夫「？改まってどうしたの？」



『…私のこと、捨ててください…』





真っ直ぐに夫の目を見てゆっくりと話す…。


私の決意が伝わるように…、、




夫「え…？」



『離婚…してください、、』



夫「何…言ってるの…？冗談だよね？」



『こんな冗談言わない…、
お願い…、、離婚してください…、』





私は…、夫に初めて頭を下げた




夫「顔上げてよ…、
ねぇ…、どうしてそんな事言うの…？」



『…ちゃんと…子供ができる人と、、
再婚したほうがいいと思うの…、、』



夫「っ！…親父たちに何か言われたの！？」



『違うのっ、、違う…、、
子供…好きでしょ？跡取りだって…、、

夫「出来ないわけじゃないだろ！？
そんな…離婚だなんて言うなよ…、、」



『…ごめんなさい、、
私なりに…ちゃんと考えたの、』



夫「嫌だよ…別れない。
俺はAを愛してるんだよ！？…だから…、、
離婚なんてしない！！絶対別れないからな！！」




っ！！

怖いっ…、、





夫「っ！！…大きい声出してごめん…、、
頼むから…考え直してよ…、、」






夫のあんな大きな声…、初めて聞いた…、、






目に涙が浮かんでること、気づいてるよ…？






…ごめんね…、、







でももう引き返せないし

引き返したくない、、







私は宏光と幸せになりたいから…、







夫「A…お願い…、考え直して…、、」




何も言わない私に頭を下げ続ける夫…、、








私が不倫していることも、



その相手と一緒になろうとしていることも、




何も知らない夫…、







謝らなきゃいけないのは私なのに…、、









こんな…、






最低な妻でごめんね…、、








あなたを愛することはできなかったけど…、

感謝はしています。





すごく…大事にしてくれて、、



感謝してるよ…？

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