狂6 ページ7
貴女side
墓地から逃げる様に早足でポートマフィアのビルに戻り、
中也さんの居ない部屋で今日も仕事を再開する。
貴「…」
書類を書き込みながら、ふと思う。
___________一体、何時になったら帰ってくるのだろう…?
あれから、三か月_____、ですよ…中也さん。
貴「…帰ってきたら馬鹿にしてやる。」
なんて一人で呟いてないとやってられない。
貴「…あ、」
仕事、止まってる…
目の前に積み上げられた書類に再び溜息を零して、。
_____________________________
貴「はぁ…仕事、終わった…ぁ、うぅ…っ」
軽く伸びをして、椅子に凭れかかると。
ピロン
貴「…?」
携帯からメールの着信音が鳴る。
携帯を開けば、そこには私の愛しい人の名前__________________
貴「ほわっ!!?」
…っあ、危ない…、吃驚し過ぎて変な声が出た…
ピロン
貴「…っとと…」
一通目のメールを確認するよりも先に二通目の内容が目に飛び込んでくる。
貴「…へ」
なんつー声出してンだよ
な、
急いでメールに返信を返す。
如何して知ってるんですか
貴「…、な、」
何で?
それに返ってきた答えは
プルルル…
________________電話だった。
秒速で電話を取ると、暫く聞いていなかった中也さんの声が流れてくる。
中『もしもーし』
軽く間延びしている辺り、口元が緩んでいるんだろうな…、
先刻のメールなんてもうどうでも良い。
貴「…中也さん?」
今まで忙しかったんですね。
其れから私達は、ずっと喋り続けていた。
貴「…あァ、そっか」
中『ン?』
貴「あ、いえ何でもないです!」
_______________________中也さんの部屋だから
盗聴器付いてたんだ。
今更気付いた簡単な事実。
中也さん言われたら恥ずかしいかな…、
気付いてない振りしておこう。
_________盗聴器にカメラまで付いているかどうかは分からないけれど、
その方向ににっこりと笑いかけた。
316人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花コム( ゚Д゚) - 柏村葬さん:へぇ!そ、そうだったんですね…漫画持ってないので知りませんでした…申し訳無いです… (2019年3月5日 8時) (レス) id: bbf7a999fb (このIDを非表示/違反報告)
柏村葬(プロフ) - 狂16ですが、漫画が原作なので漫画を先にした方が良いと思います。漫画とアニメでは全然違いますから。 (2019年2月25日 0時) (レス) id: 67a0056d03 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁 - 作品、拝見しましたー! 文章にから場面の様子がしっかりと分かり、素敵な小説だと思います! ヤンデレ中也さん…ですか… なんかいいですね!!← これからもお体に気をつけて更新頑張ってくださいね。応援しています!(*≧∀≦*) (2018年12月8日 20時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花コム( ゚Д゚) | 作成日時:2018年9月10日 12時