両 片 想 イ 。 【キメツ学園】

#12 ページ12

翌日_____。



「あ、A。おはよう…って！！！！」



風紀委員の仕事で朝早くから服装チェックを
している善逸は私の姿を見るなり目を見開いた。


それもそのはず！今の私の格好を説明すると、
ワイシャツを第3ボタンまで外している。

もう胸がチラ見えどころかモロ見えしそう
である。胸ないけど！！…ないけど！



ちなみに伊之助監修である。
伊之助曰く「色仕掛けで落とせ！」らしい。



「そそそそそ、それはやめといた方が
いいんじゃない！？流石にギャルでも
第3ボタンまでは開けないよ！」



善逸はぎゃーぎゃーと喚いた。うるっせぇ。



「我妻、何を朝から騒いでいるんだ」

「ぎゃあ！！！冨岡先生！！！」

『冨岡先生おはようございます！』



そんな騒ぎを聞きつけて現れたのはターゲットの
冨岡先生だった。今日も元気にイケメンです！(？)

冨岡先生は「…おはよう」と呟くと私の服装を
見るなり眉をひそめる。さぁ！私を叱るのです！



「ちちちちち違うんです！こいつ阿呆なんです！」

『ちょっ！善逸！！庇うようなこと言わないで
くんない！？』

「はぁ！？Aは冨岡先生の恐ろしさを
知らないからそんな呑気な事が言えるんだよ！」



本当に善逸うるせぇな！ちょっとどっか行って
くれないかしらね？？

すると、眉をひそめたままの冨岡先生が
「…A」と口を開いた。

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