両 片 想 イ 。 【キメツ学園】

#11 ページ11

『あー！もうっ！！バンドは却下！！！』

「「「え〜〜〜」」」



なんで残念そうなんだよ、3人とも。
指揮者、木魚、カスタネットでバンドが成立
するとでも思ってんのか。



『ていうか私ってそんなに地味なの？』

「地味だな」

「うん。昔から地味だと思う」

「俺は特にそうは思わないけど」



あ〜、もう味方は炭治郎だけだよぉぉぉぉ。

私は炭治郎に抱きついて頬ずりをすると
善逸に首根っこを掴まれて引き剥がされた。



「俺いいこと思いついた！！！」



伊之助が突然机をﾊﾞﾝッ！！と叩いたので
その振動で皿の上のスプーンが音を立てて落ちた。



「冨樫って進路指導の先公なんだろ？」

『冨樫じゃなくて冨岡だから』



某ハンター漫画を連載中の先生と冨岡先生は
全くの別人だから。その間違いだけはやめてくれ



「校則違反すれば自然と冨岡から話かけられる
んじゃね？」

「いや、それはやめた方がいいんじゃないの？」

『伊之助…天才かよ！！！！伊之助のくせに！』

「嘘でしょ！？絶対怒られて終わりだって！
好感度右肩下がりだよ！！」



いや、もう私は冨岡先生と話せるだけで十分
なんだよ！！こいつはわかってねぇな！！

#12→←#10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す