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Trauer 06 ページ7
「んで、アンタは何で警戒区域の近くに居たわけ?」
「家からそう遠くなくて、たまたまです。離れなきゃって思ったらすぐにサイレン鳴って…………すぐ近くにゲートが表れて」
「それで、ネイバーに狙われて逃げてたのか…………」
まあそのおかげで警戒区域付近で食いとどめられたけどねぇ、と零す彼女につい苦笑になる。
ふと、思い出したようにポケットを漁って美桜さんが機械を取り出した。
「ついでに測定ね。どれぐらい狙われやすいかとかも分かるわ」
手を出してと言われたので、またされるがままにしていると「はあああ!?」と彼女の大きな声が支部に響いた。
何かやらかしただろうかとも思わなくもないが、私は何もしてない。
「アンタ、ネイバーに狙われたりとかは!?」
「第一次侵攻以降は今日が初めてです……」
しどろもどろにながらもそう答えたが、彼女の顔は驚愕に染まったままだ。
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作者名:猫鞠 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=neconuco
作成日時:2021年3月7日 1時