検索窓
今日:21 hit、昨日:2 hit、合計:32,687 hit

Trauer 06 ページ7

「んで、アンタは何で警戒区域の近くに居たわけ?」

「家からそう遠くなくて、たまたまです。離れなきゃって思ったらすぐにサイレン鳴って…………すぐ近くにゲートが表れて」

「それで、ネイバーに狙われて逃げてたのか…………」



まあそのおかげで警戒区域付近で食いとどめられたけどねぇ、と零す彼女につい苦笑になる。


ふと、思い出したようにポケットを漁って美桜さんが機械を取り出した。



「ついでに測定ね。どれぐらい狙われやすいかとかも分かるわ」



手を出してと言われたので、またされるがままにしていると「はあああ!?」と彼女の大きな声が支部に響いた。

何かやらかしただろうかとも思わなくもないが、私は何もしてない。



「アンタ、ネイバーに狙われたりとかは!?」

「第一次侵攻以降は今日が初めてです……」



しどろもどろにながらもそう答えたが、彼女の顔は驚愕に染まったままだ。

Trauer 07 [ボーダー入隊]→←Trauer 05 [玉狛支部]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:猫鞠 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=neconuco  
作成日時:2021年3月7日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。