彼氏と別れたらモテ期来た。草【ツイステ】

【月夜の廃墟で】 ページ34

『若草先輩〜』



ﾏﾚｳｽ「人の子、どうしたのだ？」




『はい、どうぞ！』




ナイトイレブンカレッジの廊下で、Aはマレウスに赤いシーリングスタンプの貼られた手紙を手渡した。



『寮に帰ってから開けてくださいね！』



ニコニコと笑うAを見て、マレウスも微笑みながら「ああ」と返事をした。



寮に帰って貰った手紙を開けると、"招待状"と書かれた紙が出てきた。





ﾏﾚｳｽ「！」






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マレウス・ドラコニア様


本日、夜のおんぼろ寮にて二人きりの舞踏会を開催いたします。

貴方様に是非ともお越しいただきたく存じます。


よろしけば、お越しくださいませ。



おんぼろ寮長



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ﾏﾚｳｽ「く、くくっ」



ﾘﾘｱ「どうしたのじゃ、マレウス？突然笑いだして」



ﾏﾚｳｽ「リリア、これを見てくれ」



ﾘﾘｱ「？……ほう、これは」



ﾏﾚｳｽ「どうやら、僕にも漸く"招待状"が来たらしい」



ﾘﾘｱ「良かったのう、舞踏会となれば正装でなければあるまい。お目付け役として準備させて貰うぞ」




ﾏﾚｳｽ「ああ」





リリアの言葉に笑いながら、マレウスは舞踏会を楽しみにしていた。
Aとの、二人きりの舞踏会。



これほどまでに最高な、招待状はない。
らしくもなくワクワクしながら夜を待った。









魔法を使って時間を進めようとしたのを「若様！！！」とせベクに止められたのは言うまでもない。

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