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青Side


風呂から出ると先に入り終わった父さんと母さんが
二人仲良くお酒を飲んでいた。


「相変わらず仲良いね」


麦茶を持ちながら二人の元へ行き声を掛けると
二人とも嬉しそうに笑う。


「手酌じゃ寂しいでしょ?」

「母さんがいれてくれるビールが一番旨いんよ」

「ほんと母さんのこと好きよな父さん」

「当たり前やん。翔ちゃんの大切なお母さんを嫁にもらったんやもん、大事にせな罰が当たるやろ」

「もう…///」

「ふははっ///」


いい歳してデレデレする二人に笑ってしまうけど、
でも色々苦労してきた母さんをここまで幸せにしてくれた
父さんには頭が上がらない。


「母さんに出会ってくれてありがとね父さん。あと康二と俺を出会わせてくれて」

「翔ちゃんも康二も反抗期は無かったし親にも感謝してくれるし、ほんまに良い息子達やなぁ。綺麗で優しい嫁さんもおって父さんは世界一幸せや!」


わははと豪快に笑う父さんに、
母さんと目を合わせて照れる。


「…でもさ、ほんとに良いの?」


そんな世界一幸せな父さんに
今から俺は多分酷な質問をする。


「康二が目黒と付き合うってことはさ、」

「うん」

「あの……」

「…うん。」

「孫、見れねぇじゃん…多分…」


そう言うとさっきまでの明るい空気は一気に消え去り、
湯冷めでもしたのかと勘違いするくらい空気が凍った。


「…翔ちゃんは涼太くんが、康二は蓮くんが好きなんやろ?」


でも、聞こえてきたのは温かい声だった。


「父さんは母さんが好きやし愛してる。でも二人の間に子供はおらん」

「うん…?」

「それと同じやろ?」


温かい父さんの横で母さんが微笑む。


「父さんには翔ちゃんと康二っていうかけがえのない息子がおる。それだけで十分やねん」

「…」

「いつも康二のお兄ちゃんしてるかっこいい翔ちゃんが涼太くんの前では甘えて可愛くなる所とか、いつも翔ちゃんに甘えてばっかの康二が蓮くんの前だと背伸びして男らしくなる所とか、そういう一面を見られるのも父さんは嬉しいんよ」

「…」

「相手が涼太くんと蓮くんじゃなきゃあかんって、ちゃんと分かるんよ。父さんは翔ちゃんと康二の父親なんやから」


そう言って微笑む父さんを、
やっぱり好きだなと思った。





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真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» パス外しました! (2020年12月14日 0時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 楽しみにしてます!ありがとうございます! (2020年12月13日 19時) (レス) id: 471bec5651 (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - テンプレ返信ごめんなさい… (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます!Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。0時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - トマト鍋さん» コメントありがとうございます!Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。0時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 17時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真夏野スピカ | 作成日時:2020年11月13日 19時

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