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さて、戦が終わって一週間が経った。とりあえずは何事もなく平和なようで。
左「って、三成様！まだ怪我治ってないんだから、仕事しちゃダメですって！！」
三「なんともないと言っているだろうが！今日で何度目だ、しつこい！！」
左「しつこいって、俺はですね…」
三「………」
左「無視ですか！？」
この通り、平和な日常だ。騒がしいほどに。
左「何回も言いますけどね、みつな 刑「やかましい」 いったぁ！！」
叫ぼうとした左近に間髪を入れず、刑部が数珠を投げつけた。かなり痛いらしく、左近は頭を押さえてうずくまっている。
刑「静かにするということができんのか、主は。」
左「だって三成様が…」
三「己の失態を私になすりつけるか。いい度胸だな、左近。」
左「そうじゃなくて！」
刑「三成、主も休むということを覚えんか。」
三「休みなど必要ない。」
それだけを言うと、三成はまた仕事に戻ってしまった。左近がこそこそと刑部に耳打ちをした。
左「あのままだと、過労死しませんかね。」
刑「わかりきったことを申すな。それを止めるのが主の役目だろうが。」
左「だって…食べさせようにも寝せようにも、一蹴されるんですよ！コレでも俺は頑張ってるんですが！」
刑「結果が出ぬなら同じことよ。」
言い返せなくなって、左近がうなだれた。そんな左近と、三成を見比べて刑部は大きなため息をついた。二人揃って世話が焼ける。
刑「ならば、外に連れ出せばよかろ。」
左「それが一番無理じゃないっすかね〜。」
刑「我がそのように言ったと三成に伝えておけ。」
左「それってつまり、俺が一人でどうにかしろと？」
刑「よくわかったな。誉めてやろう。」
左「えぇ！？ちょっ…刑部さん！」
その場を立ち去ろうとした刑部がピタッと動きを止めた。
刑「念のため、釘を刺しておくか。」
左「へ？」
刑「もし何かあったら…わかっておるだろうなぁ？」
振り返った刑部がものすごい形相で睨み付けてきた。あまりもの恐ろしさに左近が固まってしまう。それを見るとヒヒッといつものような笑いを残して去っていった。
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桜楼(プロフ) - アイさん» 応援ありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります (2014年7月24日 18時) (
レス) id: 2a54482901 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - とても素敵なお話で楽しく読ませてもらっています。更新頑張ってください。応援しています (2014年7月24日 12時) (レス) id: 52837a80d6 (このIDを非表示/違反報告)
桜楼(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ませんが、頑張ります！ (2014年4月4日 9時) (レス) id: 5ec259502a (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続き楽しみにしてます！がんばってください！話の内容的にもとても面白いです！ (2014年4月3日 22時) (レス) id: 9151cce92b (このIDを非表示/違反報告)
桜楼(プロフ) - はい、頑張ります！いつも応援ありがとうございます！！ (2014年3月18日 19時) (レス) id: a3fc877969 (このIDを非表示/違反報告)
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