始めに ページ1
戦を前に、彼女らは広間に集まっていた。皆、同じ衣装を着ている。中にはまだ十歳くらいの少女もいた。
彼女らの間には戦を前にする緊張感と、これからのことに向き合おうとする使命感が見られた。
やがて、一人の女が姿を現した。彼女らは一斉に頭を下げる。全員が頭を上げたのを確認して、女は一人一人を見回しながら口を開いた。
貴「今回の戦も、いつもと何も変わりません。私が言うことはいつも同じです。」
最前列の左にいた女が一歩進み出た。
「一つ、いかなる悪人でも決して殺さないこと。」
さらにその隣りの女が前に出る。それが何度も続く。
「一つ、どんなに傷が重くてもこちらから諦めないこと。」
「一つ、戦いを余儀なくされた場合は指定された武器のみで戦うこと。」
貴「最後に一番大切なのが・・・一つ、敵も味方も関係なく救いの手を差し伸べること。」
女が遥か先の戦場を指差した。
貴「行きましょう。私たちは多くの人に必要とされているのですから。」
「「「はい!」」」
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桜楼(プロフ) - アイさん» 応援ありがとうございます!ご期待に添えるよう頑張ります (2014年7月24日 18時) (レス) id: 2a54482901 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - とても素敵なお話で楽しく読ませてもらっています。更新頑張ってください。応援しています (2014年7月24日 12時) (レス) id: 52837a80d6 (このIDを非表示/違反報告)
桜楼(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます!なかなか更新出来ませんが、頑張ります! (2014年4月4日 9時) (レス) id: 5ec259502a (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続き楽しみにしてます!がんばってください!話の内容的にもとても面白いです! (2014年4月3日 22時) (レス) id: 9151cce92b (このIDを非表示/違反報告)
桜楼(プロフ) - はい、頑張ります!いつも応援ありがとうございます!! (2014年3月18日 19時) (レス) id: a3fc877969 (このIDを非表示/違反報告)
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