ランドールとヤンデレ少女の恋

第一話(ランドール目線) ページ2

A「好きです。大好きです。付き合ってくれないとA、今ここで死にます！」

ランドール「…は？」

突然のぶっとんだ告白に、俺は耳を疑った。
たまに見かける程度の女に告白され、更には付き合ってくれないと今ここで死ぬときた。これは驚くなという方が無理だろう。

ランドール「…正気か？」

A「はい！もう死ぬ場所と方法は決まっています！」

嘘だろ。

ランドール「冗談はよしてくれ、俺はそんなに暇じゃないんだ」

A「冗談じゃないんです！何なら今からここで死んでもいいです…」

Aと名乗る女は、どこから出したのか万能包丁を心臓部分に当てている。

ランドール「ちょっと待て、危ないからそいつを仕舞え！」

A「貴方が付き合ってくれると言うまで仕舞いません！」

ランドール「わかった、わかったから！付き合うからはやくその物騒なものを仕舞え！」

俺のせいでいきなり目の前でモンスターに死なれちゃたまったもんじゃない。大体、嫌われ者の俺が告白されるなんて滅多にない事で慌ててしまった。混乱と勢いのせいで俺はAからの告白を受け入れてしまった。

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